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STAP細胞画存在した!

日本のマスコミだけが国民に伝えていないのです。原発再稼働を推進するため、利権の巣窟の《温暖化村》を支える環境庁の官僚、および東京大学の御用学者、マスコミによる陰謀でしょうかね。同じ構造で、つぶされたのは、小保方春子博士の《STAP細胞発見》です。
「あの、世界中に日本人科学者が嘘をついたと著しく日本の技術の信頼性を落とした事件ですか?」山崎は驚いた。
「そうです。アメリカの指示であの人類を変えるSTAP細胞もつぶしたのはCIAの指示を受けたマスコミと理研幹部と東大の医学部の権威たちでした。小保方博士の博士号のはく奪と博士論文取り下げが行われた1年後に、アメリカのテキサス大学ヒューストン校とピッツバーグ大学医学部の研究チームの研究者のSTAP細胞に酷似した万能細胞《iMuSCs細胞》論文が小保方博士の《STAP細胞》論文を掲載した『ネーチャー』の姉妹誌のオンライン専用媒体《ネーチャー・COMコム・サイエンスレポート》に掲載されました」男は憐れむような眼をして言葉を失った山崎を見つめた。
「いつの話ですか?日本のマスコミは一切報道されていませんですが?」山崎は思わず声を荒げて質問した。
「2015年11月27日付けの論文です。日本のマスコミが小保方博士の私生活のバッシングをしていた同時時期です。小保方博士は酸性の溶液に細胞をつけてストレスを加えると、細胞が万能細胞に変化するという論文でしたが、アメリカの論文は筋肉細胞に物理的な傷というストレスを与えて細胞の初期化をさせるというものです。その論文には小保方博士の論文が参考論文として引用されています。日本では、小保方博士を当初から擁護してバッシングされた武田邦彦先生や青山繁晴さんや森永卓郎や苫米地英人博士だけが中傷をものともせず《STAP細胞》の存在の可能性を発表していましたが、彼らが受けたネットでの中傷は半端なものではありませんでした。世界を変える科学的な発明は常識にとらわれない人間からしか生まれないものなのです。今の日本人社会は、異端者や意見の異なる人を変人として排除する傾向があります。《善意の日本人の大衆》がいかに正義感あふれて異端者に対して、人格を否定するまで誹謗するかが分かりました。地球温暖化に疑問を持ったり、早急な原発再稼働に反対をするだけで社会から抹殺されます。これは健全な社会ではありません。日本のマスコミも高級官僚もはアメリカにより完全に情報コントロールされています。ちなみに、理研の創立者の鈴木梅太郎も世界で初めて脚気がビタミン不足に起因する》論文を、ドイツ語にて翻譯された論文が稚拙な翻譯という理由で認められず、後に海外の研究者により同じ内容の論文が発表されて、ノーベル賞を受賞することもなく亡くなりました。歴史が繰り返すということですかね。小保方博士が発見したSTAP細胞が存在するということは世界では常識になりつつあります。東大の権威の先生方が私立大学の早稲田からすごい発見を発表されることは、腹が煮え切るかえるくらい忌むべきことなのです。温暖化問題を主張する研究者は東大に偏在します。温暖化に疑念を主張する東大卒の教授たちが地方大学にしかいないのも、本当のことを言う科学者は、東大から排除されるからです。欧米にとって、日本人が世界的な大発見をすることが許されないのです」山崎は興奮して大きな声を出してしゃべりだした。
「日本には、科学という《仮説》をたたかわせて真理を求めるという科学的思考がいまだにありません。東大の学会の権威が決めたこと以外の科学的主張は異端としてマスコミは報道します。日本人は自分では考えないことを是とする民族性を持っています。そもそも、寒冷化と温暖化は、常識で考えても、生命にとって温暖化の方が生命活動を増加させることは科学的事実です。先日、わずかな降雪で、日本全体が交通や水道や全ての社会的インフラが止まりました。とくに、海に囲まれ、大陸国家でない、日本列島は南北に延びている点でも、温暖化の影響が一番、出にくい国です。その日本が温暖化対策費として、毎年4兆円の税金を無駄に使用しています。経済的マイナスを考慮すると、年間の10兆円から15兆円も国富を失っています。これを止めれば、消費税なんか上げなくても財政再建ができるんですよ。これも、日本人がマスコミの情報を真実だと信じる無知からくる弊害ですね・・・日本だけが、世界中からカモにされているんです」男はすこし、微笑しながら、いきり立つ山崎を見ている。ゆっくりと喋りはじめた。
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by masashirou | 2016-02-21 23:27  

STAP細胞画存在した!

日本のマスコミだけが国民に伝えていないのです。原発再稼働を推進するため、利権の巣窟の《温暖化村》を支える環境庁の官僚、および東京大学の御用学者、マスコミによる陰謀でしょうかね。同じ構造で、つぶされたのは、小保方春子博士の《STAP細胞発見》です。
「あの、世界中に日本人科学者が嘘をついたと著しく日本の技術の信頼性を落とした事件ですか?」山崎は驚いた。
「そうです。アメリカの指示であの人類を変えるSTAP細胞もつぶしたのはCIAの指示を受けたマスコミと理研幹部と東大の医学部の権威たちでした。小保方博士の博士号のはく奪と博士論文取り下げが行われた1年後に、アメリカのテキサス大学ヒューストン校とピッツバーグ大学医学部の研究チームの研究者のSTAP細胞に酷似した万能細胞《iMuSCs細胞》論文が小保方博士の《STAP細胞》論文を掲載した『ネーチャー』の姉妹誌のオンライン専用媒体《ネーチャー・COMコム・サイエンスレポート》に掲載されました」男は憐れむような眼をして言葉を失った山崎を見つめた。
「いつの話ですか?日本のマスコミは一切報道されていませんですが?」山崎は思わず声を荒げて質問した。
「2015年11月27日付けの論文です。日本のマスコミが小保方博士の私生活のバッシングをしていた同時時期です。小保方博士は酸性の溶液に細胞をつけてストレスを加えると、細胞が万能細胞に変化するという論文でしたが、アメリカの論文は筋肉細胞に物理的な傷というストレスを与えて細胞の初期化をさせるというものです。その論文には小保方博士の論文が参考論文として引用されています。日本では、小保方博士を当初から擁護してバッシングされた武田邦彦先生や青山繁晴さんや森永卓郎や苫米地英人博士だけが中傷をものともせず《STAP細胞》の存在の可能性を発表していましたが、彼らが受けたネットでの中傷は半端なものではありませんでした。世界を変える科学的な発明は常識にとらわれない人間からしか生まれないものなのです。今の日本人社会は、異端者や意見の異なる人を変人として排除する傾向があります。《善意の日本人の大衆》がいかに正義感あふれて異端者に対して、人格を否定するまで誹謗するかが分かりました。地球温暖化に疑問を持ったり、早急な原発再稼働に反対をするだけで社会から抹殺されます。これは健全な社会ではありません。日本のマスコミも高級官僚もはアメリカにより完全に情報コントロールされています。ちなみに、理研の創立者の鈴木梅太郎も世界で初めて脚気がビタミン不足に起因する》論文を、ドイツ語にて翻譯された論文が稚拙な翻譯という理由で認められず、後に海外の研究者により同じ内容の論文が発表されて、ノーベル賞を受賞することもなく亡くなりました。歴史が繰り返すということですかね。小保方博士が発見したSTAP細胞が存在するということは世界では常識になりつつあります。東大の権威の先生方が私立大学の早稲田からすごい発見を発表されることは、腹が煮え切るかえるくらい忌むべきことなのです。温暖化問題を主張する研究者は東大に偏在します。温暖化に疑念を主張する東大卒の教授たちが地方大学にしかいないのも、本当のことを言う科学者は、東大から排除されるからです。欧米にとって、日本人が世界的な大発見をすることが許されないのです」山崎は興奮して大きな声を出してしゃべりだした。
「日本には、科学という《仮説》をたたかわせて真理を求めるという科学的思考がいまだにありません。東大の学会の権威が決めたこと以外の科学的主張は異端としてマスコミは報道します。日本人は自分では考えないことを是とする民族性を持っています。そもそも、寒冷化と温暖化は、常識で考えても、生命にとって温暖化の方が生命活動を増加させることは科学的事実です。先日、わずかな降雪で、日本全体が交通や水道や全ての社会的インフラが止まりました。とくに、海に囲まれ、大陸国家でない、日本列島は南北に延びている点でも、温暖化の影響が一番、出にくい国です。その日本が温暖化対策費として、毎年4兆円の税金を無駄に使用しています。経済的マイナスを考慮すると、年間の10兆円から15兆円も国富を失っています。これを止めれば、消費税なんか上げなくても財政再建ができるんですよ。これも、日本人がマスコミの情報を真実だと信じる無知からくる弊害ですね・・・日本だけが、世界中からカモにされているんです」男はすこし、微笑しながら、いきり立つ山崎を見ている。ゆっくりと喋りはじめた。
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by masashirou | 2016-02-21 23:27  

日本のマグマを殺した真犯人?

母の先祖が信長の執拗な追手を避けるため白木谷に落ちのび、誇りある名前『朝倉』から『白木』に変えた。そのいわれにつながる高速増殖炉もんじゅが姉川の戦いから四百三十年の月日を超えて自分の前に突然現れた。 

「もんじゅは、あの事故さえなければ、成功していたんですよ。何者かが、もんじゅ運開から三ケ月後 ナトリウム漏洩火災を発生させました。わざと、角のついた温度センサーを配管内にセットし、それが原因で、配管内に渦がおこり、ナトリウムが漏れだしました。ナトリウムは激しく発火し、大火災になりました。また、五年後、非常用ディーゼル発電機を故障させ、さらに、最終的に今度は三トンの鉄のかたまりを原子炉内に落下させたのです。これにより完全にもんじゅを停止させることに成功しました。事故発生後、復旧作業の担当課長が、謎の自殺。変死体が敦賀市内の山中でみつかりました。ご存知だと思いますが次々と関係者が死んでいくんです」
「はい、事故のビデオ隠蔽問題を内部調査していた担当者である総務部次長が、ホテルから転落し、亡くなった・・死因が警察発表と違うことが後で発覚し、大問題に・・・」

「CIAの手口です。秘密を知った、真実を知る人間がこの世から消えてしまうのが最大の安全策です。反対しました。そんな馬鹿な話があるかって。上司から脅されました。部署を変えられ、三年間、仕事を取り上げられました。それで、早期退職を申し出ました。退職金はなぜか想定の二倍でした。私は抗議して通常の退職金以上は返済しましたが・・・、一九八六年当時、アメリカが一番懸念したのが最大の原発マーケットになりつつある日本で、発生したチェリノブイリ原発事故により、原発反対運動が再燃することでした。欧州では激しい脱原発の運動がおこっていましたから、そこでニューサンライズ計画を立ち上げさせたのです。結果はご存知のように、太陽熱、風力も地熱もすべてだめだという結論になりました」

「では、最初から新エネは、だめだとする答えがあって仕組まれたニューサンライズ計画だったんですか?」
「そうです。日本人を洗脳するためです。自然エネルギーがいかに使えない脆弱なエネルギーであるかを日本人が完全に納得するように。次に、地球温暖化キャンペーンを行いました。安い石炭や原油を使えなくするためです。マスコミや学界を総動員した地球温暖化キャンペーンは成功しました。これが、チェリノブイリ原発事故のあとでも、日本だけが原発を作りつづけた理由です。将来にわたり、二度と自然エネルギー開発運動が日本で盛り上がらないようにする。それが、CIAに課された使命だったのです」

山崎は突然しゃべりだした。「世界のマスコミと日本のマスコミが全く異なる報道をしているのが、地球温暖化問題である」と地球物理学者のスミスから馬鹿にされていた憤りが噴出した。

「地球温暖化のキャンペーンは、EUが排出権取引でお金を日本と中国から引き出すために作った虚構です。実はこの20年以上、地球の平均温度は変わっていないのです。むしろ、最近の観測結果から、寒冷化を懸念すべきという科学者が多くなりつつあります。南極の氷も近年、増加しているとNASAが発表しました。世界中の都市の人口集積に起因するヒートアイランド現象と定期的に発生するエルニーニョ現象による異常現象を、全て地球温暖化の影響としてマスコミに流しています。
日本人は、『地球温暖化は人間が排出する二酸化炭素ガスによる』と90%が信じていますが、欧州では40%、アメリカでは25%ぐらいの人しか信じていませんよ。アメリカ、オーストラリア、スイス、英国、カナダなどの国々は温暖化対策予算の削減や関係役所を閉鎖しています。スイスでは、炭素税も見送られました。2009年のクライメートゲート事件、IPCCのメールがハッキングされ、恣意的なキャンペーンの嘘が世界中に広く知れ渡り、一気に信用が失墜しました。また、近年のNASAなどの観測結果が公開され、予測シミュレーションと大きく違うために、地球の平均温度が、この20年以上、変わらない事実がばれてしまいました。
日本のマスコミだけが国民に伝えていないのです。原発再稼働を推進するため、利権の巣窟の《温暖化村》を支える環境庁の官僚、および東京大学の御用学者、マスコミによる陰謀でしょうかね。
寒冷化と温暖化は常識で考えても、生命にとって温暖化の方が生命活動を増加させることは科学的事実です。先日、わずかな降雪で、日本全体が交通や水道や全ての社会的インフラが止まりました。とくに、海に囲まれ、大陸国家でない、日本列島は南北に延びている点でも、温暖化の影響が一番、出にくい国です。その日本が温暖化対策費として、毎年4兆円の税金を無駄に使用しています。経済的マイナスを考慮すると、年間の10兆円から15兆円も国富を失っています。これを止めれば、消費税なんか上げなくても財政再建ができるんですよ。これも、日本人がマスコミの情報を真実だと信じる無知からくる弊害ですね・・・日本だけが、世界中からカモにされているんです」

男はすこし、微笑しながらいきり立つ山崎を見ている。ゆっくりと喋りはじめた。

「そうですね。もともと、欧米が、日本と、成長をする中国などの発展途上国から排出取引のお金を奪い取る計画でした。ところが、逆に、発展途上国が、文明を先取りした先進国に資金援提供を強く要求するようなり慌てたのです。風向きが変わり始めて、日本以外の先進国は、温暖化キャンペーンには距離を置くようになりました。日本の常識が実は、世界の非常識と言われています。日本だけが、テレビや学校で地球温暖化を真実のように伝えています。英国やオーストラリアの小学校では温暖化については疑問があることをちゃんと教えています・・・」

冷静に話す男をみて、山崎は少し恥ずかしくなり話題を変えた。
「地熱発電つぶしの陰謀をロシアに対して日本もしていたことをご存知ですか?」
「本当ですか?それは初耳です。教えてください」

「日本は北方領土返還交渉の時です。外務省にロシア側から北方四島の電力を日本の技術援助で、地熱発電で賄えないかと打診されたんです。日本側は無償で地熱調査し、有望なデータをあえてダメなデータにねつ造して地熱開発を止めさせたんです。その代わりに、日本は重油発電機施設を寄贈したんです。そうすると、ソ連の重油は質が悪く使えませんから、日本からの重油を使う限り日本の援助が必要になります。北方領土四島の世論を親日に仕向け、ロシア側と有利な交渉ができるようにしたんです。いったん、地熱発電ができると永久に日本からの援助がいらなくなりますからね」
「そうですか。外務省もなかなかやりますね。では、こちらの地熱の話を続けさせていただきます。CIAが通産省からアメリカに留学していた通産省トップエリート官僚内山をエージェントに仕立てたんです。帰国し数年後、内山は華々しく通産省のアメリカのロビーイストとして舞台に現れました。独立した時から数十億円の現金が彼の預金口座にあったと聞いています。その資金を使い、ニューサンライズ計画を資源科学省に持ち込んだのです。
工作活動が実行されたのです。日本の地熱発電を本気で取り組むと同じ安定したベースロードとして最大の原子力のライバルとなるんです。地熱が増えると、アメリカの原発やウランを濃縮したイエローケーキを売り込めなくなる。
日本が本当にアメリカから独立した国家にならないために、《エネルギーと食糧》を自給自させないことが必要なのです。
そこでアメリカはCIAに 内山を使い自然エネルギー開発をお題目とするニューサンライズ計画を立案させた。わざと、ことごとく国立公園内の有望地区の地熱プロジェクトを破たんさせたんです。これにより今後、未来永劫、日本での地熱開発の可能性が完全に消滅したわけです・・・」
山崎が沈黙していると、男は話を続けた。
「こんなことを言うと、いわゆる陰謀論と日本人は考えるかも知れませんが、アメリカはエネルギーに関して、CIAを使い、世界中でこのようなアメリカの産業を守る陰謀を≪通常業務≫で繰り広げているのは事実なんですよ」
「質問をしてよろしいですか?」
「どうぞ」
「あなたが週間文秋に内部告発の情報を流したのですか?」
「私じゃないですよ。上司からは、私だと疑がわれましたがね、相当いじめられましたよ」
「もう、ひとついいですか?」
山崎が最後の質問を男に尋ねた・
「内山さんの突然死はあまりにもタイミングが良すぎます。内山さんもCIAに消されたんですか?」
「それは私もわかりません・・・、知らない方がいいと思います。あなたにとって。世の中には、知らなければいけないことと知らない方がいいことあるでしょう、山崎さん」
男は山崎をすこし憐れむような表情を見せてつぶやくように語った。

山崎が帰ろうとすると、男は地熱と原発のもう一つの深い闇について、ダムから水があふれるかのように山崎に語りだした。
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by masashirou | 2016-02-08 20:45  

なぜ、日本の地熱がつぶされたのか.

母の先祖が信長の執拗な追手を避けるため白木谷に落ちのび、誇りある名前『朝倉』から『白木』に変えた。そのいわれにつながる高速増殖炉もんじゅが姉川の戦いから四百三十年の月日を超えて自分の前に突然現れた。 

「もんじゅは、あの事故さえなければ、成功していたんですよ。何者かが、もんじゅ運開から三ケ月後 ナトリウム漏洩火災を発生させました。わざと、角のついた温度センサーを配管内にセットし、それが原因で、配管内に渦がおこり、ナトリウムが漏れだしました。ナトリウムは激しく発火し、大火災になりました。また、五年後、非常用ディーゼル発電機を故障させ、さらに、最終的に今度は三トンの鉄のかたまりを原子炉内に落下させたのです。これにより完全にもんじゅを停止させることに成功しました。事故発生後、復旧作業の担当課長が、謎の自殺。変死体が敦賀市内の山中でみつかりました。ご存知だと思いますが次々と関係者が死んでいくんです」
「はい、事故のビデオ隠蔽問題を内部調査していた担当者である総務部次長が、ホテルから転落し、亡くなった・・死因が警察発表と違うことが後で発覚し、大問題に・・・」

「CIAの手口です。秘密を知った、真実を知る人間がこの世から消えてしまうのが最大の安全策です。反対しました。そんな馬鹿な話があるかって。上司から脅されました。部署を変えられ、三年間、仕事を取り上げられました。それで、早期退職を申し出ました。退職金はなぜか想定の二倍でした。私は抗議して通常の退職金以上は返済しましたが・・・、一九八六年当時、アメリカが一番懸念したのが最大の原発マーケットになりつつある日本で、発生したチェリノブイリ原発事故により、原発反対運動が再燃することでした。欧州では激しい脱原発の運動がおこっていましたから、そこでニューサンライズ計画を立ち上げさせたのです。結果はご存知のように、太陽熱、風力も地熱もすべてだめだという結論になりました」

「では、最初から新エネは、だめだとする答えがあって仕組まれたニューサンライズ計画だったんですか?」
「そうです。日本人を洗脳するためです。自然エネルギーがいかに使えない脆弱なエネルギーであるかを日本人が完全に納得するように。次に、地球温暖化キャンペーンを行いました。安い石炭や原油を使えなくするためです。マスコミや学界を総動員した地球温暖化キャンペーンは成功しました。これが、チェリノブイリ原発事故のあとでも、日本だけが原発を作りつづけた理由です。将来にわたり、二度と自然エネルギー開発運動が日本で盛り上がらないようにする。それが、CIAに課された使命だったのです」

山崎は突然しゃべりだした。「世界のマスコミと日本のマスコミが全く異なる報道をしているのが、地球温暖化問題である」と地球物理学者のスミスから馬鹿にされていた憤りが噴出した。

「地球温暖化のキャンペーンは、EUが排出権取引でお金を日本と中国から引き出すために作った虚構です。実はこの20年以上、地球の平均温度は変わっていないのです。むしろ、最近の観測結果から、寒冷化を懸念すべきという科学者が多くなりつつあります。南極の氷も近年、増加しているとNASAが発表しました。世界中の都市の人口集積に起因するヒートアイランド現象と定期的に発生するエルニーニョ現象による異常現象を、全て地球温暖化の影響としてマスコミに流しています。
日本人は、『地球温暖化は人間が排出する二酸化炭素ガスによる』と90%が信じていますが、欧州では40%、アメリカでは25%ぐらいの人しか信じていませんよ。アメリカ、オーストラリア、スイス、英国、カナダなどの国々は温暖化対策予算の削減や関係役所を閉鎖しています。スイスでは、炭素税も見送られました。2009年のクライメートゲート事件、IPCCのメールがハッキングされ、恣意的なキャンペーンの嘘が世界中に広く知れ渡り、一気に信用が失墜しました。また、近年のNASAなどの観測結果が公開され、予測シミュレーションと大きく違うために、地球の平均温度が、この20年以上、変わらない事実がばれてしまいました。
日本のマスコミだけが国民に伝えていないのです。原発再稼働を推進するため、利権の巣窟の《温暖化村》を支える環境庁の官僚、および東京大学の御用学者、マスコミによる陰謀でしょうかね。
寒冷化と温暖化は常識で考えても、生命にとって温暖化の方が生命活動を増加させることは科学的事実です。先日、わずかな降雪で、日本全体が交通や水道や全ての社会的インフラが止まりました。とくに、海に囲まれ、大陸国家でない、日本列島は南北に延びている点でも、温暖化の影響が一番、出にくい国です。その日本が温暖化対策費として、毎年4兆円の税金を無駄に使用しています。経済的マイナスを考慮すると、年間の10兆円から15兆円も国富を失っています。これを止めれば、消費税なんか上げなくても財政再建ができるんですよ。これも、日本人がマスコミの情報を真実だと信じる無知からくる弊害ですね・・・日本だけが、世界中からカモにされているんです」

男はすこし、微笑しながらいきり立つ山崎を見ている。ゆっくりと喋りはじめた。

「そうですね。もともと、欧米が、日本と、成長をする中国などの発展途上国から排出取引のお金を奪い取る計画でした。ところが、逆に、発展途上国が、文明を先取りした先進国に資金援提供を強く要求するようなり慌てたのです。風向きが変わり始めて、日本以外の先進国は、温暖化キャンペーンには距離を置くようになりました。日本の常識が実は、世界の非常識と言われています。日本だけが、テレビや学校で地球温暖化を真実のように伝えています。英国やオーストラリアの小学校では温暖化については疑問があることをちゃんと教えています・・・」

冷静に話す男をみて、山崎は少し恥ずかしくなり話題を変えた。
「地熱発電つぶしの陰謀をロシアに対して日本もしていたことをご存知ですか?」
「本当ですか?それは初耳です。教えてください」

「日本は北方領土返還交渉の時です。外務省にロシア側から北方四島の電力を日本の技術援助で、地熱発電で賄えないかと打診されたんです。日本側は無償で地熱調査し、有望なデータをあえてダメなデータにねつ造して地熱開発を止めさせたんです。その代わりに、日本は重油発電機施設を寄贈したんです。そうすると、ソ連の重油は質が悪く使えませんから、日本からの重油を使う限り日本の援助が必要になります。北方領土四島の世論を親日に仕向け、ロシア側と有利な交渉ができるようにしたんです。いったん、地熱発電ができると永久に日本からの援助がいらなくなりますからね」
「そうですか。外務省もなかなかやりますね。では、こちらの地熱の話を続けさせていただきます。CIAが通産省からアメリカに留学していた通産省トップエリート官僚内山をエージェントに仕立てたんです。帰国し数年後、内山は華々しく通産省のアメリカのロビーイストとして舞台に現れました。独立した時から数十億円の現金が彼の預金口座にあったと聞いています。その資金を使い、ニューサンライズ計画を資源科学省に持ち込んだのです。
工作活動が実行されたのです。日本の地熱発電を本気で取り組むと同じ安定したベースロードとして最大の原子力のライバルとなるんです。地熱が増えると、アメリカの原発やウランを濃縮したイエローケーキを売り込めなくなる。
日本が本当にアメリカから独立した国家にならないために、《エネルギーと食糧》を自給自させないことが必要なのです。
そこでアメリカはCIAに 内山を使い自然エネルギー開発をお題目とするニューサンライズ計画を立案させた。わざと、ことごとく国立公園内の有望地区の地熱プロジェクトを破たんさせたんです。これにより今後、未来永劫、日本での地熱開発の可能性が完全に消滅したわけです・・・」
山崎が沈黙していると、男は話を続けた。
「こんなことを言うと、いわゆる陰謀論と日本人は考えるかも知れませんが、アメリカはエネルギーに関して、CIAを使い、世界中でこのようなアメリカの産業を守る陰謀を≪通常業務≫で繰り広げているのは事実なんですよ」
「質問をしてよろしいですか?」
「どうぞ」
「あなたが週間文秋に内部告発の情報を流したのですか?」
「私じゃないですよ。上司からは、私だと疑がわれましたがね、相当いじめられましたよ」
「もう、ひとついいですか?」
山崎が最後の質問を男に尋ねた・
「内山さんの突然死はあまりにもタイミングが良すぎます。内山さんもCIAに消されたんですか?」
「それは私もわかりません・・・、知らない方がいいと思います。あなたにとって。世の中には、知らなければいけないことと知らない方がいいことあるでしょう、山崎さん」
男は山崎をすこし憐れむような表情を見せてつぶやくように語った。

山崎が帰ろうとすると、男は地熱と原発のもう一つの深い闇について、ダムから水があふれるかのように山崎に語りだした。
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by masashirou | 2016-02-08 20:44  

GHQによる日本の洗脳工作

 豊かな日本の若者の心を《効率一辺倒》の考えが蝕んでいた。失敗は無駄であると若者達は教えられた。若者はもう冒険する心を失ってしまった。
 古い地方の造り酒屋は、焼酎ブームで日本酒離れがすすみ、経営状態が著しく悪化していた。沢田の姉の家も、今年一杯で灘の大手酒造メーカーの下請け工場に組みこまれるという。沢田は少し寂しそうに語った。

日本人の憎悪エネルギーを戦後、軍国主義者と旧秩序の破壊に向ける。そう考えたマッカーサー元帥は、日本の伝統文化を完全に否定させることが最重要課題と考えた。それは食の分野から始められた。アジアで一億人の巨大な植民地である日本の食文化を根底から変える。その目的は、アメリカの小麦と牛肉などが輸出できる国にすることである。その一番の障害になると考えられたのが、日本酒と醤油である。醤油を日本人が使うかぎり、パンやバターの需要は生まれない。そこでマッカーサー元帥は部下に指示をした。「三年間、醤油に大豆を使用することを禁ずる」
醤油が米と魚の需要をささえる元凶である。日本人が米と魚を主食とするかぎり、アメリカの小麦や牛肉が売れない。山間地での農地の米の生産があると、そこには地域社会をまとめる庄屋がいて、庄屋を中心に共同体が形成される。海辺の集落には漁村に網元がいて、漁民を束ねて共同体を形成している。強い絆で結ばれた共同体こそ再びアメリカに対抗する強い日本が蘇る種である。その種がある限りアメリカは安心できない。その種を根絶せよ。

テレビの画面から『ローハイド』『ララミー牧場』『ボナンザ』などの西部劇もの、『名犬リンチンチン』『名犬ラッシー』などの動物もの、『パパは何でも知っている』『アイ・ラブ・ルーシー』『奥様は魔女』などの明るく楽しいアメリカの家庭ものドラマが溢れ出るように流れ出す。すべてがアメリカ文化を賛美する番組であるが、それらが日本の家庭に届けられた。

老舗の日本酒醸造元や醤油醸造元が無くなれば地域のまとめをする核がなくなる。酒や醤油の蔵元は長い伝統を受け継いでいるので、地域社会の歴史文化の語り部の役割がある。それがあるかぎり、日本人はまた、団結してアメリカに歯向かう恐れがある。あらゆる日本の文化が劣ったものという刷り込みがなされていった。一万二千社あった全国の醤油醸造元が三年間で半減する。一方、学校給食でパンと牛乳、脱脂粉乳が配給され、トマト・ソース、マヨネーズ、ジャムなどが毎日子供たちに配られた。食生活のアメリカ化戦略が実行された。そして、七十年が過ぎて、その成果がみのり、醤油醸造元は千五百社までに激減してしまう。また、《お米を食べると胴長になるとか、頭が悪くなるとか、醤油を飲むと高血圧になる》とかマスコミを駆使した日本食の否定的なキャンペーンを流した。

 日本全体にアメリカの効率一辺倒の文明が支配している。
古いもの、小さなものが少しずつ、その灯を消そうとしていた。
 永六輔氏が次のように語っている。
「文明と文化の唯一の違いは、文明が時と共に滅びてゆくのに対し、文化は逆に、時とともに価値を増してゆくものだ」
時が滅亡させようと動き出したものは、人間がどうあがいても止められるものではない。もし、小さな地酒の灯が消滅するのなら、それは文明の一部だったのかもしれないと、山崎は思った。
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by masashirou | 2016-02-08 20:40  

関東電力OL殺人事件の真相!

「それに関東電力OL売春婦殺人事件の事はご存知でしょう?」
「関東電力OL・・殺人事件ですか?」
「そう・・・」男が山崎の顔を見ながらつぶやくように言った。
「関東電力という有名な企業の中枢の企画部副長というエリートが毎晩、売春婦として街にたって客を取っていた。テレビや週刊誌で連日報道されましたからよく知っています」
「本当は、全て、でっち上げなんですよ」
「えっ。そうなんですか?」

「彼女は渡部通産大臣と関東電力との重要な交渉役でした。当時の通産省は原発推進派と自然エネルギー派で壮絶な戦いがなされていました。被害者は電力会社が導入しようとしているプルサーマル原発の危険性を示す論文を通産省に提出する準備をしていました。事故の時に放出される放射能汚染が著しく増加し、操作性の難しさを指摘する論文です。福島原発事故で、黒煙と炎と黒い煙を上げて、すごい爆発音で、三回爆発する映像が世界中に流れました。あれがプルサーマル原発の爆発です。一,二号機の水蒸気爆発とはまったく異なる爆発です。最初の爆発は水蒸気爆発、二回目の爆発は核爆発でした。これこそが被害者が、最も危惧し、指摘していた事故です。つまり、一部の燃料棒のみにMOX燃料を入れると、発熱量にムラが生じる。温度の不均衡が進行すると、高温部の燃料棒が破損しやすくなる。水蒸気管破断のようなPWRの冷却水温度が低下する事故や、給水制御弁の故障のようなBWRの炉内圧力が上昇する事故が発生した場合において、出力上昇速度がより速く、出力がより高くなるのです。この論文が、左翼系のマスコミや通産省の自然エネルギー推進派に渡れば、プルサーマル計画が宙に浮いてしまいます。だから、殺されたんです」

「やはり、そうでしたか・・・どうして、命を懸けて行動したのですか?」
「当時、関東電力内部でも阪神大震災、スリーマイル原発事故発生による反原発思想が大きくなりつつあったのです。被害者のお父さんが関東電力本社の副部長時代、脱原発を主張していましたが、突然、左遷され、癌で亡くなります。父の意志を彼女は受け継いだ。会社が導入しようとしていたプルサーマル原発の危険性を通産省や大臣に警告する彼女が邪魔だった。『原発に比して地熱発電の優位性に関する論文』が受賞するくらいの超エリートで、関東電力初の女性総合職のトップエリート社員でした。単なるOLではありません。また事件の後、被害者が研究を進めていた地熱発電は新エネ法から除外され国の補助金が打ち切られました。そして、プルサーマル原発が稼働します。不可解なことに、事件の直後、被害者の上司の男たちが異例の出世をします」

「つまり、被害者が原発よりも地熱の優位性を検証した研究論文を書き、受賞。世間の注目を集めている被害者が、今度は、プルサーマルの危険性を論文にまとめて通産省に提出しようとした矢先、異常な性癖の売春婦という汚名を着せられ、殺害された」というシナリオですか・・・殺すにしても凄い憎悪を感じますね。ネットでみると被害者はかなりの知的で美人ですから、違和感があります・・・関東電力ぐらいの力があれば、単なる殺人事件として、警察とマスコミ隠蔽工作ぐらいできそうな事件ですけど・・不思議にも、関東電力広報部は動かなかった・・むしろそれを大きく広めた感が見受けられます…変ですね。この事件を題材にした本が、何冊も出版され、映画やテレビなどが多く製作されていますが、事件の被害者の異常な性的猟奇性を強調する内容ばかりです。企業の信用を傷つけた場合、上司たちは降格されるのが普通ですよね・・・・・・」山崎は自分自身に言い聞かせるように呟いた。

「真実を隠蔽する方法には二つの方法が用いられます。ひとつは大衆が理想とする犯人像にぴったりの犯人を作り上げ、逮捕して事件を早く収束させる方法です。この場合は、貧しい、アジア、有色人種、肉体労働者、不法滞在者、これで大衆は納得しますこれに類似した事件が、鹿児島での強姦事件です。早朝、路上で強姦して逮捕された青年は無実でした。五年後に冤罪事件と判明した事件です。この時の大衆が期待する理想の犯人像は、金髪、ホストクラブの売れないホスト、元非行少年でした。警察はDNA検査で本人以外のDNA鑑定が出ているのを隠蔽して、被害女性の証言にもとづき、逮捕しました。
二つ目の方法が、事件の本質から大衆の目をそらさせる方法です。沖縄返還時の核持ち込みに関する密約を暴いた毎日新聞の西山記者の事件では、この方法がとられました。情報をリークした外務省エリート女性官僚との情交が何回あったのか?大衆の大好きな不倫スキャンダル事件にしてしまうのです。そうすれば、だれも、沖縄返還の真実を追求することができなくなるのです」

「CIAが世界中で展開している基本戦略ですね。私もそんな事例をアメリカの石油企業が行うのを、いくつか見てきましたからおっしゃる通りだと思います・・・」

「そうですか。ご指摘のとおり、この事件について異常に多くの本や映画やテレビドラマが製作されています。そのほとんどが被害者の異常な性癖に焦点を当てたものばかりです。逆に、そこに、私はある強い意志を感じるのです。私は、かなり周到に作られた偽装事件だと推測しています。あくまでも、これは、私の推理です。まず、被害者が売春婦であると第三者の証言を得るために地元の暴力団幹部に依頼して、被害者の体形に似た本当の娼婦に、目立つ服をきせます。
厚化粧をさせて、数ケ月前から街に立たせ、働かせる。そうやって、噂を広げる目撃する人間を複数作ります。娼婦は事件後、歌舞伎町の路上で、中国マフィア蛇頭にでも依頼して、ナイフで刺し殺す。死人に口なしです。売春を記録する手帳や売春相手のアドレスや様々な証拠を、犯人側、被害者側の両方でつじつまがあうように、第三者の証言も含めて完璧に仕組みます。
しかし、それでも漏れがありました。売春相手からは激ヤセで、厚化粧だったので、本人確認が困難という証言や、容疑者が絶対行かない高級住宅地で、被害者の定期券が見つかるとか…しかし、すべてが闇にほうむられたのです。すべてがシナリオにそってねつ造されました。
突然、犯人逮捕から、十五年後、二〇一二年、状況証拠のみで、自白を強要され、犯人とされたネパール人の冤罪が確定し、国から釈放金六千九百万円渡され、帰国しました・・国家ぐるみの冤罪事件の終わりです・・・・」

「なんで、十五年も無罪を主張する被告が監獄にいれられたんですか?」
「このタイミングこそ、この事件の真犯人の姿が見えてくるヒントがあります」
「たしか、釈放は二〇一二年でしたね・・・あっ・・・」

「そうです。事故です。福島原発事故が二〇一一年。検察は釈放するつもりは最後までありませんでした。正確には、・・・ある男から、指示が無ければ・・・・唐突ともいえる突然の釈放には、理由があります。関東電力と経産省の原発推進派が力を急激に失ったからです。わかりやすく言えばその事件に深く関与した、名前はいえませんが、ある男の力がなくなったからです。被害者が警告した福島原発事故が無実のネパール人を救ったのです。真犯人は、まだ逮捕されていません。いや逮捕するわけにはいかないのです・・・・真実が明らかになりますから・・・」
「女の怨霊が原発事故をよびおこし、男に父の復讐をしたということになりますか・・・・・」
「すべて、アメリカのCIAが仕組んだ事件です。日本は、原発をやめることを自分の意志では止める訳にはいかないんです。いいかえれば、地熱発電を推進してはいけないのです。原発と地熱は似た者同士でから・・・」
「そうですね。地熱発電はいわば、原子力発電のお母さん。違いは、地熱は地球が原子炉で、原発は人間が運転、地熱は大地の母なる神ガイアの運転です。しかし、危険なエネルギーである放射能は、神でも運転事故を起こします。地熱の原発事故は火山爆発や地震、原発事故と同じで、甚大な被害を人間に与えますが、地熱は放射能が地下深く、眠ったままで、地表に出てきませんから安心です・・・」山崎がすこし、おどけながら、地熱の特性を話した。
「面白いたとえですね。しかし、地母神ガイアは、神様ですから、火山は、ニキビが治る時に流れ出る血、地震は寒気を調整するときの身震い、津波は熱い時に流した汗のつもりでしょう。被害というのはあくまでも、人間にとつての話ですよ・・・」

「そうかもしれんね。我々はいつも人間本位な考えをしてしまう傾向があるようです。これは、まいりました・・・いやほんと・・・」

「山崎さんなら、ご存知かもしれませんが?日米原子力協定には、原発を停止した場合のアメリカ企業が受けた損害についてアメリカ企業に日本政府が補償する条項が盛り込まれているのです。アメリカ側の了承なしに日本側だけで決めていいのは電気料金だけなんです。日本は戦後七十年以上たった今でも完全にアメリカの完全な植民地なんです」

「そんな・・・・・」山崎は言葉を詰まらせた。男は淡々と言葉をつないだ。
「日本の総理大臣は、・・・アメリカの傀儡(かいらい)でないと存続できません。大臣もそうです。TTPでアメリカに妥協しなかった甘木大臣が調印百万円の贈収賄事件で辞任しました。はめられたのです。アメリカの命令したことを忠実に実行する総理大臣や大臣のみが長期政権を担当することが約束されるのです。名前を言わないでもお分かりになると思います。私は田中角栄さんに二年間おつかえましたが、一番官僚として誇りを持てる日々を過ごせました。すごい総理大臣でした。いまでも、尊敬しています。
角栄さん、あえて角栄さんといわせてもらいます。角栄さんは、アメリカに無断で中国との国交回復を企てました。アメリカにとって、日本と韓国、中国に手を組まれることは脅威であり、再び、日本がアメリカに対抗できる強いアジアの大国になることに恐怖を感じるのです。あらゆる手段をつくし、CIAが三つの国を永久に憎みあうように仕掛けます。田中さんはアメリカという虎の尻尾を踏みつけた。だから、贈収賄情報を検察にリークして田中総理を失脚させたのです」

突然、男が激しく咳を始めた。ヒューヒューという音が山崎の胸を締め付ける。しばらくして、男が荒くなった呼吸を整えるように深く深呼吸をした。男は重い呼吸器系の病に侵されていた。男は数秒の間、上を見て呼吸を整えようとしたが、ふたたび、激しい咳が止まらなかった。まるで、日本を覆う闇の中の汚い塵を必死で吐き出すように思えた。

「大丈夫ですか?」
「水を・・・ください」
水をコップに継ぎ足すと、男は一気に飲み干した。再び低い声でゆっくり、喋り出した。
「欧米の国が植民地から手を引くとき、その国の周辺にトラブルの火種を仕掛けてから撤退する戦略をとるのが常套手段です。北にロシアの北方領土問題、西には韓国の竹島問題や慰安婦問題や北朝鮮の核武装問題。南には中国との南京大虐殺問題や尖閣列島問題。国内では沖縄問題こうして、アメリカは日本がアメリカの命令を聞かないと、CIAがその火薬に火をつけて日本がアメリカの軍事力を必要とする緊張状態をいつでも作れるのです。
自分の国益のためならどんなことも企てるからこそ大国になれるのです。まず、国益を最優先するのです。ロシア、中国も同じです。日本はどの大国と組むのがベターなのか?。ロシアと中国は共産主義の独裁国家、アメリカ以上に野蛮な卑劣な国です。選択肢として、これからも、おそらく、アメリカが最も信頼できる唯一の大国でしょう。だから、国を守る為に、我々官僚は政治家に少々の不条理な要求でも呑むように指導してきたんですよ・・・」

男はワイングラスに手をかけ残っていた赤ワインを飲みほした。
山崎を真正面から凝視しながらつぶやいた。

「アメリカの日本占領政策に『ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム』(戦争についての罪悪感を日本人の心に植え付けるための宣伝計画)があったことをご承知と思いますが・・・」
「太平洋戦争は、日本と米国とが戦った大戦であった。それを、日本の「軍国主義者」と「国民」とを対立させ、現実には存在しなかった「軍国主義者」と「国民」とのあいだの戦いにすり替える計画ですね」

男は、再び、グラスに残っていたワインにすべて飲み干した。
「そうです。これがまだ続いているんです。日本を分断する。古い日本と新しい日本を分断させ、対立させる。伝統的秩序を破壊し、アメリカに戦いを挑まない日本の永久革命を完成させる。日本人が大戦のために燃え上がったエネルギーは、二度と再び米国に向けられることない。恐るべきCIAの占領政策です」
「今もですか?」
「政府が、日本が『戦える普通の国』になるために憲法改正をすることを最大の政治課題にしています。二十一世紀の日本の真の独立と国益を基盤にした戦略もなく、本当に国土を焦土とする戦争の覚悟もその対策もせず、特に、慰安婦問題では、短期的な国益のために、日韓合同声明を出した政府に失望しました。未来の子供たちに禍根を残す決定です。『日本軍が二十万人の少女を拉致し、強制連行し性奴隷にしたことを日本政府が認め、10億円のお金で韓国政府と解決することに合意した』と一斉に世界中のメデイアが報道しました。産経新聞ソウル支局長の突然の無罪判決もそうです。アメリカが日本の外務官僚と韓国に命令したんです。アメリカにとって、日本や韓国の名誉など、関係ないのです。アメリカと戦った日本の軍隊の名誉を貶める・・・それこそが目的なのです・・」
男はしばらく上を見上げていた。まるで神に問いかけるような仕草をした。

「原発再稼働デモには、日の丸の旗を掲げ、街宣車から大きな声で『愛国日本』を叫ぶ過激な右翼団体が妨害行為をします。英国のテレビBBCによると、その中には、韓国や北朝鮮の在日エージェントが組織した団体が紛れているそうです。日本のマスコミではタブーですが・・、街宣車に《韓日同盟》と書いて北朝鮮の核ミサイル反対を叫びます。これが、韓国系。《竹島返還》《慰安婦像撤去》という旗を掲げているのが、北朝鮮系です。どちらも「《中国の尖閣問題とロシアの北方領土問題、反原発撲滅》は同じ活動目標にしています。彼らは、日本で過激なヘイトスピー・デモなどの反韓国運動や反北朝鮮運動を展開しています。いわば、南北対立を愛国右翼に偽装して、日本で活動しているのです」
「《日韓同盟》と書いてないので、すぐわかりますが、しかし、どうして、尖閣問題、北方問題、原発再稼働には、両方の右翼団体は協力して行動をしているのですか?」と山崎が尋ねた。
「どちらも、CIAから命令を受けているのです。アジアの三つの国を永遠に分断させるためです。『美しい国日本を守る・・・』とかいう美名のもとで活動しているので、普通の日本人には,彼らを愛国的日本人が運営していると勘違いしています。彼らを使い、反米的な政治家や経営者に対し、ほめ殺し、殺人や脅迫などの右翼テロを仕掛けるのです・・・、日本人による愛国運動という仮面を被って行動しますから、国際問題にならないで、テロ活動ができるのです。
かつての玄洋社の頭山満や西郷隆盛のような、欧米の理不尽なアジアでの行動に抗議するような本当の愛国者とは異質の右翼といえます・・・」
「よく、敵対している相手が実は協力関係にあるという、よくある例ですね。六十年安保の時も極左と極右にアメリカの資金が流されていましたから・・・、アメリカはそういう仕組みを作るのがうまいですからね」と答えると、男は笑みを浮かべた。

「そうなんです。『美国日本』を主張する右翼的な組織は、韓国の世界真理キリスト教会が資金を提供しています。この宗教団体は北朝鮮の金ファミリーとも強いパイプをもっています。日本の保守の先生方も知りながら、選挙協力やお金目当てに彼らの会合に参加します。何しろ『美しい日本を取り戻す運動』ですから保守としては反対できません・・・韓国や中国ではアメリカを美国と書きます。日本が《美しい国》になるということは、日本がアメリカの属国になるという意味です」
「先生は、・・・憲法改正に反対のお立場なんですか?」
山崎は目を大きく開いて、見上げるように質問した。

「この憲法はアメリカが、二度とアメリカと戦えなくするために、日本を弱体化する目的で敗戦国日本に押し付けた憲法ですよ。自衛権や交戦権も認めないような憲法ですから、海外で働く百二十万の日本人や観光で海外旅行する千六百万の日本人が戦争に巻き込まれて、帰国できなくなっても、自衛隊が救出に行けない。また敵が本土に上陸しも、国内で国民を守るために戦えないように縛っているのが、今の憲法です。日本には保守派は存在しません。保守とは《伝統文化、国土と国民、国体を守る》のが保守ですが、その意味で保守は、敗戦後、この国には、存在していません・・・」
「私もそう思います」
「しかしね、山崎さん・・・国の形を変える、国の憲法を変えるには、国民自身が自からが考え、国民自らの意思で変えるべきものです。ところが、今回の憲法改正は国民に十分論議もさせずに進めようとしています。今までの日本政府は、アメリカが強く自衛隊を戦場に派兵することを求めても、『これはあなたから創っていただいたアメリカがおつくりになった素晴らしい平和憲法ですから、派兵できません』と答弁してきたのですが、・・・アメリカは、そうした日本の対応が気に食わなくなったのです。二〇〇四年、リチャード・アーミテージは当時の中川防衛大臣に対し、『憲法9条は日米同盟関係の妨げの一つになっている』と発言しています。つまり、

『平和憲法を改正してアメリカと集団的自衛権を発動してシリアやイラクでの軍事行動がとれるようにしろ』と命令しているのです。安保関連法案、特定秘密保護法、原発再稼働、従軍慰安婦問題は、すべてアメリカが政府に提出したアーミテージ・ナイレポートを、そのまま実現したものです。日米合同委員会という組織でアメリカが直接、霞が関の高級官僚とあらゆる分野について毎月二回話し合い、すべてが合意した密約として決まります。政治家は手足にすぎないんです。
日本が原発を受け入れた時と同じです。原発導入にはCIAのエージェント名『PODAM;我、通報す』である正力松太郎が動きました。十分な国民の合意を形成する手段を踏まずに、一部のアメリカに追従して利権を得ようとする《正力》のような日本人たちにより、すべてが既成事実として進められていく。
国民全員の理解と合意を取った上で行動してゆくことが一番の国の安全保障の要のはずです。山崎さん、未来永劫、日本の経済と政治を、今度は軍事を裏でコントロールする。アメリカにとって日本をいかにコントロールするかは、アジア戦略上最大の問題であり、安全保障にかかわる重要な問題なんです。これは戦後、少しも、かわっていないですよ・・・」

山崎は沈黙した男につぶやくように話した。
「僕の友人で防大出身の官僚が、日本蜜蜂について話をしてくれました」
「蜂?」男が不思議そうな顔をして山崎を見た。
「僕は子供のころスズメ蜂にさされたことがあり、もう一度刺されたらアレルギー反応で死ぬと医者から言われています。そういう話をしたときに、友人がこの蜂の話をしたんです。日本蜜蜂は小さな体しかありませんから、最初から集団で戦う戦法でスズメ蜂と戦うのです。日本蜜蜂が羽を高速振動させて出す熱エネルギーは相当なものです。スズメ蜂などの外敵の襲来にあったとき、スズメ蜂を大群で取り囲み、中心の温度を摂氏五十度近くまで上げて熱で殺してしまいます。蜂球と呼ばれます。自分の身体より十倍もあるスズメ蜂でも、この集団攻撃で倒すことができるのです」
男が深くうなずく。
「彼は、その話の後こう言いました。『自衛隊だけで日本の本当の国防はできない。国民全員が自分の国土や国の文化、伝統を愛し、守るという強い合意形成が不可欠なんです。軍隊まかせの武器だけの防衛は弱い』って。今回の原発事故は大型のドローン、わずか六機で日本を破壊しました。《ドローン》とは戦う雄の蜂を意味します。今こそ、この強大な大国、スズメ蜂と戦うには日本蜜蜂のように国土と文化を守るために、集団で戦う情熱が必要だと思います・・・・」

桝井幸三の目に涙がかすかに光るのを見た。
山崎が立ち上がり、深くお辞儀をして、まだ語りたい様子の桝井幸三に別れを告げた。
ひとり漆黒の闇が広がる皇居前広場の森の中をひたすら歩いた。山崎は言いようのない深い悲しみの中にいた。その闇は日本の中枢部、東京の霞が関まで広がっているように、いや、日本全体を包み込んでいるようにも見える。高校の修学旅行以来五十年ぶりに、靖国神社についた。鳥居前に立つと、靖国のうっそうと広がる闇の中に参道にともされた小さな灯篭の薄暗い灯りが見える。確かにこの森にはアジアを五百年間、侵略の限りを尽くした欧米列強諸国に勇気をもって戦い、死んでいった無名の《日本蜜蜂》たちの魂たちが眠っているように思える。

そして、目を凝らすと、この漆黒の森には鎮魂されてない、無数の孤高の《日本蜜蜂》の魂が悲しげに覆っている。日本古来の道義を失わせる魂の西洋化に異を唱え、独立自尊を訴え、強大な明治政府に戦いを挑んだ英雄たち。反乱者という汚名を着せられた西郷隆盛や玄洋社の頭山満、そして、佐賀の乱、神風連の乱、萩の乱、秋月の乱、福岡の変などの、九州や長州で決起した真の愛国者たちの魂がこの深い森に向かって、言葉に出せない悲しみを訴えているように思えた。
山崎は神殿のある方向に、しばらく目を閉じ、頭を下げた。

地下鉄虎ノ門駅から品川駅まで地下鉄で移動し、品川駅前から『相模屋』旅館跡まで歩いた。旅館『相模屋』は、十七人の水戸浪士と一人の薩摩藩士が宿泊した宿である。桜田門外の変の刺客たちは、アメリカとの不平等な条約、日米和親条約を調印した井伊直大老暗殺の為に、ここから黎明に愛宕山にある愛宕神社に詣で、ことが成就することを祈念し、桜田門に向かったという。
山崎はその旅館跡に建てられたビジネスホテルに宿泊した。

我々は時間と共に進化していると考える進歩史観は、ここ200年くらいの話なのだ。科学が人類を進化させているのは物の世界だけに限られている。むしろ、精神世界では退化している。現代人が2000年以上前に誕生した宗教や哲学を心のよりどころにしているのがその証拠だ。天皇が支配した古代が本当の国の形であるという水戸史観も同じだ。素晴らしい未来は過去にあった。イスラム国の原理主義も、ムハンマドの時代に戻ろうという下降史観に起因している。西洋でも同じだ。ローマ・ギリシャ文明を復興しようという中世のヨーロッパのルネサンス運動も、キリストの時代のキリスト教に戻ろうというプロテスタント運動も、世界を2分したマルクスの共産主義も原始社会に素晴らしいユートピアが存在したという歴史観をベースにしているのだ。古いものから新しいものが産れる。これが、人類共通の歴史観といえるのだ。過去を学ぶことでより良い未来を創る。『温故知新』『初心忘るべからず』の日本人の知恵は現在でも生きている。「昔はよかった」と年寄りが語るのも5000年以上から世界中の老人たちが口にしている。21世紀は科学に対する信頼が崩れ、古い精神文化が蘇る世紀だと言えるのだ。







《この物語はあくまでもすべて、物語に登場する企業および人物もすべて架空の企業、人物です。すべてがフィクションであることをお断りしておきます。ご自分で情報規制のかからないネットで調べて、ご判断してください。信じるかどうかはあなた次第です・・・・・》
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by masashirou | 2016-02-08 20:36  

地球温暖化の国際的陰謀

山崎は突然しゃべりだした。「世界のマスコミと日本のマスコミが全く異なる報道をしているのが、地球温暖化問題である」と地球物理学者のスミスから馬鹿にされていた憤りが噴出した。

「地球温暖化のキャンペーンは、EUが排出権取引でお金を日本と中国から引き出すために作った虚構です。実はこの20年以上、地球の平均温度は変わっていないのです。むしろ、最近の観測結果から、寒冷化を懸念すべきという科学者が多くなりつつあります。南極の氷も近年、増加しているとNASAが発表しました。世界中の都市の人口集積に起因するヒートアイランド現象と定期的に発生するエルニーニョ現象による異常現象を、全て地球温暖化の影響としてマスコミに流しています。
日本人は、『地球温暖化は人間が排出する二酸化炭素ガスによる』と90%が信じていますが、欧州では40%、アメリカでは25%ぐらいの人しか信じていませんよ。アメリカ、オーストラリア、スイス、英国、カナダなどの国々は温暖化対策予算の削減や関係役所を閉鎖しています。スイスでは、炭素税も見送られました。2009年のクライメートゲート事件、IPCCのメールがハッキングされ、恣意的なキャンペーンの嘘が世界中に広く知れ渡り、一気に信用が失墜しました。また、近年のNASAなどの観測結果が公開され、予測シミュレーションと大きく違うために、地球の平均温度が、この20年以上、変わらない事実がばれてしまいました。
日本のマスコミだけが国民に伝えていないのです。原発再稼働を推進するため、利権の巣窟の《温暖化村》を支える環境庁の官僚、および東京大学の御用学者、マスコミによる陰謀でしょうかね。
寒冷化と温暖化は常識で考えても、生命にとって温暖化の方が生命活動を増加させることは科学的事実です。先日、わずかな降雪で、日本全体が交通や水道や全ての社会的インフラが止まりました。とくに、海に囲まれ、大陸国家でない、日本列島は南北に延びている点でも、温暖化の影響が一番、出にくい国です。その日本が温暖化対策費として、毎年4兆円の税金を無駄に使用しています。経済的マイナスを考慮すると、年間の10兆円から15兆円も国富を失っています。これを止めれば、消費税なんか上げなくても財政再建ができるんですよ。これも、日本人がマスコミの情報を真実だと信じる無知からくる弊害ですね・・・日本だけが、世界中からカモにされているんです」

男はすこし、微笑しながらいきり立つ山崎を見ている。ゆっくりと喋りはじめた。

「そうですね。もともと、欧米が、日本と、成長をする中国などの発展途上国から排出取引のお金を奪い取る計画でした。ところが、逆に、発展途上国が、文明を先取りした先進国に資金援提供を強く要求するようなり慌てたのです。風向きが変わり始めて、日本以外の先進国は、温暖化キャンペーンには距離を置くようになりました。日本の常識が実は、世界の非常識と言われています。日本だけが、テレビや学校で地球温暖化を真実のように伝えています。英国やオーストラリアの小学校では温暖化については疑問があることをちゃんと教えています・・・」

冷静に話す男をみて、山崎は少し恥ずかしくなり話題を変えた。
「地熱発電つぶしの陰謀をロシアに対して日本もしていたことをご存知ですか?」
「本当ですか?それは初耳です。教えてください」

「日本は北方領土返還交渉の時です。外務省にロシア側から北方四島の電力を日本の技術援助で、地熱発電で賄えないかと打診されたんです。日本側は無償で地熱調査し、有望なデータをあえてダメなデータにねつ造して地熱開発を止めさせたんです。その代わりに、日本は重油発電機施設を寄贈したんです。そうすると、ソ連の重油は質が悪く使えませんから、日本からの重油を使う限り日本の援助が必要になります。北方領土四島の世論を親日に仕向け、ロシア側と有利な交渉ができるようにしたんです。いったん、地熱発電ができると永久に日本からの援助がいらなくなりますからね」
「そうですか。外務省もなかなかやりますね。では、こちらの地熱の話を続けさせていただきます。CIAが通産省からアメリカに留学していた通産省トップエリート官僚内山をエージェントに仕立てたんです。帰国し数年後、内山は華々しく通産省のアメリカのロビーイストとして舞台に現れました。独立した時から数十億円の現金が彼の預金口座にあったと聞いています。その資金を使い、ニューサンライズ計画を資源科学省に持ち込んだのです。
工作活動が実行されたのです。日本の地熱発電を本気で取り組むと同じ安定したベースロードとして最大の原子力のライバルとなるんです。地熱が増えると、アメリカの原発やウランを濃縮したイエローケーキを売り込めなくなる。
日本が本当にアメリカから独立した国家にならないために、《エネルギーと食糧》を自給自させないことが必要なのです。
そこでアメリカはCIAに 内山を使い自然エネルギー開発をお題目とするニューサンライズ計画を立案させた。わざと、ことごとく国立公園内の有望地区の地熱プロジェクトを破たんさせたんです。これにより今後、未来永劫、日本での地熱開発の可能性が完全に消滅したわけです・・・」
山崎が沈黙していると、男は話を続けた。
「こんなことを言うと、いわゆる陰謀論と日本人は考えるかも知れませんが、アメリカはエネルギーに関して、CIAを使い、世界中でこのようなアメリカの産業を守る陰謀を≪通常業務≫で繰り広げているのは事実なんですよ」
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by masashirou | 2016-02-08 20:33  

未来の子供たちへ

未来子供たちへ

この物語は、君たちに負の財産を残したまま、去っていく団塊世代が残した遺書です。

この地熱開発物語のモデルになった大分県の立石池の滝上地熱発電所は運開して21年を迎える。平均の稼働率が95%、発電能力も15年目から不思議なことに、自然増加し二万五千キロワットが二万七千五〇〇キロワットになっている。さらに、二〇一六年には還元していた熱水を再利用しバイナリー発電を開始してさらに五千キロワットが増加する予定です。改めて地熱資源のベースエネルギーとしての素晴らしさを実感しています。
太陽光発電所は設備能力が十万キロワットでも、瞬間的な夏の電力がピークの時には、十万kW近い発電が出来ますが、年間の設備稼働率が20%しかないので二万KWになります。それに対して地熱は年間稼働率が95%と高いので、ベースロードの発電所として価値があるのです。ピークは太陽光、ベースは地熱と自然エネルギーの特質を組み合わせる知恵が必要です。

今から三十年前、一九八六年四月に世界中を恐怖に陥れるチェリノブイリ原発事故が起こりました。
この本の原本『龍の塔』はその年の一月に出版しました。ですから、チェリノブイリ原発事故は書かれていません。
この年代の事象と最近の事象が類似しているのに気がつきました。
歴史が繰り返されると言いますが、本当に似ているのです。

「女性のアキノ大統領がフィリピンに誕生、石油価格の大暴落、株価上昇、独裁者マルコム大統領が失脚したフイリッピン革命、円高、三原山の大噴火、スペース・シャトル爆発、チェリノブイリ原発事故など、さまざまな事件が日本を揺がした」と一九八六年の『龍の塔』のあとがきに書いています。実は、最近の出来事と、非常に類似しているのに改めて驚きます。女性の蔡総統が台湾に誕生、石油価格の大暴落、株価上昇、独裁国家の崩壊する革命が多発、(イラク、りビア、エジプト、シリア)、火山活動の活発化(阿蘇、箱根山、浅間山、口永良部島、御嶽山など、)円高、など。一九八六年に起こったチェリノブイリ原発事故の再発や宇宙ロケットの事故など類似の出来事が二〇一六年に無いように祈りたいものです。

白木正四郎のブログから二〇一二年に書いたブログの記事を転載します。

≪なぜ原発は日本にふさわしくないのか」という本が話題になっています。その理由は著者が明治天皇の玄孫さんで竹田恒泰さんであるからです。皇統を受け継ぐ方が脱原発について本を出されることに衝撃を受けました。反原発が左翼、原発推進が右翼という構図が福島原発事故で変わりつつあります。
たかが電力の選択枝にすぎない原発が尊い国土を喪失させ、未来の子供たちから笑顔を奪い、日本の故郷の原風景である農業や漁業や観光や文化までも一瞬して奪う原発事故。竹田恒泰氏はその理由を「原発はうつくしくないから」と、優しい文学的な表現をされています。

原発は差別を強いるからだと主張されています。未来の子孫たちに放射性物質汚染や、過疎地への原発事故リスクの負担、すべての国民が天皇の赤子であるはずの同じ国民である無名の原発労働者に放射能被ばく汚染を前提とした労働を強いることなど。海外のウラン鉱山の労働者や運搬する労働者たちにもリスクをしいている。原子力発電システムはすべての点で日本の和の精神文化から受け入れられないものを持っている。
この本では技術的な観点のみならず経済的観点や新エネルギーについての観点など単なる文化評論の域を遥かに超えた幅広い内容になっているのにも驚きました。
福島原発の一号機の発電コストは、1KWHあたり、電力会社が出した設置許可申請書からマスコミが報道する五円ではなく、10.32円、二号機が10.79円、三号機が14.55円であることなど指摘されています。驚きました。それに事故の補償金や天文学的な費用がかかる放射能廃棄コストや四千五百億円毎年もの地方交付金、危険なので遠隔地に原発を作るので東京電力だけでも遠距離の送電線や変電所コストが五千億円、また、停止不可能な原発のための夜間電力を使う揚水発電所などのコストを加えると非常に高い電力になっていることなどがデータを積み重ねて語られています。》


さて原発再稼働についてエネルギーに関係した技術者として私見を述べてみたいと思います。そのためにはまず、世界のエネルギー事情から原発の再稼働の是非を考えてみます。

二〇一四年
世界のエネルギー事情が劇的に変化した。
シェール革命である。

アメリカの原油および天然ガス生産量がサウジアラビアを抜き世界一になったのだ。埋可採埋蔵量四百年ともいわれる世界中の大陸に眠るシェールと呼ばれる頁岩の中の膨大な石油及び天然ガスが、新しい掘削技術革新により利用可能となった。今後二十二世紀まで石油はバーレル当たり20ドルから40ドルとい一九九〇年代と同じように低い価格となる。

これから世界は二十世紀の石油文明から新しいシェールオイルとシェールガスおよび自然エネルギー文明へ移行するのである。

最も効果的な戦争抑止は自国のエネルギーを自然エネルギーである地熱や太陽や風力エネルギーで賄うことである。

日本には世界三位の地熱資源が地下に眠っている。
原発23基分のエネルギーが眠る地熱資源大国である。

二十一世紀の平和は世界中のどの大陸にも広く賦存するシェールオイルやシェールガス、特に、日本は日本近海に眠る巨大なメタンハイドレートエネルギー開発を推進すべきである。

そして、究極の平和を実現できるエネルギーは再生可能な持続可能エネルギーである地熱、太陽、風力、水力、潮力などの自然エネルギーの普及により創られるのだ。原発が日本で完全にゼロになった二〇一三年九月から二〇一五年八月までの二年間、原発をゼロにする戦略を選択できるチャンスがあったはずだ。マスコミは原発がゼロになると日本経済は沈没すると危機をあおった。
しかし、すべての原発が停止した日本経済は経済収支が二年間にともプラス。

日本は二〇一四年末の対外純資産三百六十六兆八千五百六十億円となり四年連続で増加し、過去最高を三年連続で更新した。
日本は24年連続で世界最大の債権国となった。第二位は中国で二百十四兆三千六十三億円、第三位はドイツで百五十四兆七千五十五億円。

さらに、二〇一五年は所得収支と貿易収支を合算すると、半期でプラス八兆円、通年では十八兆円のプラスになると予想されている。

二〇一六年はシェール革命で著しく原油価格が下がり二〇一六年は二〇〇〇年代の当時に匹敵する二十兆円を超えるプラスになる。
二〇一五年十二月
アメリカ議会が四十年ぶりにアメリカ産の原油や天然ガスの海外への輸出を決定。
このアメリカ発のシェール革命が世界のエネルギー事情を一変させた。
OPEC諸国もアメリカのシェール石油・ガス生産に対抗するためと増産を強硬に維持するロシアをけん制するために原油減産をしない決定をした。
それにより世界的な石油価格がバーレル当たり110ドルから30ドルまで急落した。この状況は三十年前のエネルギー事情に酷似している。日本では、第二次オイルショックと米国のスリーマイル原発事故やソ連のチェリノブイリ原発事故を受け再生エネルギー開発が国家的急務の課題となった。政府は自然エネルギーを加速させるためにサンシャイン計画やニューサンシャイン計画を決定。しかし、その機運も世界中が日本企業の省エネ技術に影響を受け、省エネ運動に取り組んだ結果、逼迫した原油市場が緩むと、原油価格が30ドルから15ドルに急落した。

原発事故の記憶が風化し始めた日本では、再生可能な自然エネルギー開発も直ちに中止、原発の新規建設に邁進した。

日本の原発は自然災害については、絶対に事故が発生しない多重の安全システムがなされていると説明されてきた。しかし、それも想定外の巨大地震や津波には脆弱であることが東日本地震で発生した福島原発事故により明らかになった。
原子炉本体が強固に造られていても、冷却ポンプや配管、送電線や送電線施設や非常用電源装置、燃料タンクなどが損傷するだけで原発がメルトダウンという大事故を起こすことがテロリストたちに知られてしまった。とくに、日本の原発はテロによる攻撃についてはほとんど想定されていない。特に、航空機やロケット、ミサイルなどを使用した上空からの放射性廃棄物保管施設や使用済核燃料プール、送電線施設などの原子炉以外の関連施設攻撃についてはその危険性は建設当時から政府内部極秘資料で指摘されていたが無視されてきた。再稼働に当たり、警備が増強された原発には銃を持たない民間警備企業の警備員のほか三名から五名の警察人員が常駐するように強化された。

なかでもプルサーマル原発が狙われた場合は、被害が甚大となる。
プルサーマルには以下のような欠点が指摘されている。
《再処理にかかわる部分軽水炉からの高レベル核廃棄物をそのままガラス固化させる場合と比べ、核燃料を処理する工程が増えるため事故が発生する確率は相対的にやや高まる。
使用済み防護服や、廃水など低レベル廃棄物も含めた最終的な核廃棄物の総量はかえって増える。
冷戦終結後、ウラン資源の需給は安定しており、再処理費までMOX燃料の製造コストの一部とみなすと経済的に引き合わない状態になっている。プルトニウム垂れ流しのワンススルーで、使用済み核燃料を数万年監視するコストを考えないならば、ワンススルーに比べれば、再処理で抽出しプルサーマルで焼却する手間をかける分 不経済。
MOX燃料の軽水炉での燃焼にかかわる部分プルトニウムは遅発中性子がウランより少なく、やや制御棒の効きが悪くなるので「ウランを想定して設計された炉で燃やす場合」は、最初は三十三パーセント装荷などで様子を見ることが必要となる。高速増殖炉と比べて燃焼中に核燃料の高次化が進みやすく、特に中性子吸収断面積の大きいアメリシウム等が生成されやすくなる。核燃料の高次化が進むと核分裂反応が阻害され、臨界に達しなくなってしまい、核燃料として使用できなくなる。上記と関連し、事故が発生した場合には従来の軽水炉よりプルトニウム・アメリシウム・キュリウムなどの超ウラン元素の放出量が多くなる。原子炉の運転や停止を行う制御棒やホウ酸の効きが低下する。一部の燃料棒のみにMOX燃料を入れると、発熱量にムラが生じる。温度の不均衡が進行すると、高温部の燃料棒が破損しやすくなる。水蒸気管破断のようなPWRの冷却水温度が低下する事故や、給水制御弁の故障のようなBWRの炉内圧力が上昇する事故が発生した場合において、出力上昇速度がより速く、出力がより高くなる(対処するために燃料体の設計および原子炉内での配置に工夫が必要》『プルサーマル – Wikipedia』より

しかし、国家生存戦略研究会会長の矢野義昭氏などのテロ対策専門家はそんな警備体制では、とうてい、イスラム国や北朝鮮などのプロのテロリスト攻撃には十分でないと指摘している。「一ケ所の原発につき、重装備の武装した最低六百名の原発テロ対策特殊部隊が昼夜交代で常駐すべきである。交代要員や後方支援要員も含めて総員四万~五万名を17ケ所の原発立地に原発テロ対策特殊防衛隊を配置するべきである」と警告してきた。電力会社は原発の電力コスト増加から反対、また政府も原発立地を受け入れた地方自治体の住民に対して「安全で平和な施設」の原発イメージが損なわれるとして、この報告書を無視し、なんらの危機感もないまま「原発テロは起こらないだろう」と考える日本政府と電力会社こそ日本の安全保障の最大の敵である。

ある原発設計技術者が二〇〇七年に、≪山田太郎≫というペンネームで「原発を並べて自衛戦争は出来ない 原発と憲法の関係」と題する次のような論考を発表し物議をかもした。

「日本の原発は設計条件には武力攻撃を最初から想定していない。いかに発電コストを下げるか経済性を最優先した設計になっている」
「北朝鮮は核搭載のミサイルを発射する卑劣な国であるという性悪説で語る。しかし、その悪魔の国でも日本の原発だけは攻撃しない善意の持ち主であるという性善説を信じている」
「憲法を変えて正規の軍隊を保有すれば日本を守れると主張するのであれば原発に対する武力攻撃があること覚悟し、真剣にその場合の原発防護策を検討すべきである。原発に対する≪自爆的ゲリラ攻撃≫に対しては正規軍であろうと無力であると認めたうえで、具体的にどんな防衛策があるか提示すべきである」つまり、54基の原発を造るということは54個の自爆用の核兵器を原発敷地内に持つということ。北朝鮮が核ミサイルを搭載したミサイルを発射しなくても、通常のロケット砲や、数人の機関銃で武装した戦闘員で日本の無防備ともいえる原発を攻撃すれば核爆弾攻撃と同じ被害を日本に与える事ができる。

外国では原発立地の上空を守る対空ミサイルを配備している例もある。
アメリカやロシアや中国などと異なり、日本は狭い国土に多くの原発を建設した時点で国民が避難でき、かつ敵国に報復できるという選択肢を放棄したともいえる。日本は敵の原発テロ攻撃を想定すると日本は一億玉砕を覚悟しないと戦争ができない国なのである。

日本人は「起こってほしくないことは絶対に起こらない」と思考する。
その欺瞞に満ちた安全神話の中で、特に原発に関してはそのような思考の下で、すべての安全対策を先送りして原発を推進してきた。鹿児島県の川内原発再稼働する基本条件として計画されていた免震重要棟も建設をさせぬまま政府は再稼働を決定した。

イスラム国や北朝鮮、中国、韓国の反日工作員によるテロの可能性が懸念されるほかに、地震や火山による原発事故も起こりうる時期に突入した。日本列島千年ぶりに活動期に入ったといわれる。強大な南海トラフ地震や関東大地震、阿蘇や桜島などの火山の大爆発がいつ発生してもおかしくないタイミングで全国の原発再稼働を急ぐ日本は異常としか思えない。危機管理について重大な危機を想定すると思考停止になる国民性、口に出したら、忌むべき出来事が起こるという言霊思想が危機を真正面から考え、合理的な対策を事前に練ることを妨げている。

日本人は歴史から学ぼうとしない。

欧州各国で、他国のスリーマイル原発事故やチェリノブイリ原発事故や福島原発事故を、国民自らの問題として考え、国民が原発を廃止又は減少させる決議をしている。
興味深いことに、第二次世界大戦で日本と共に連合軍と戦った同じ敗戦国として、連合国側から敵国条項により、核兵器保有の夢を絶たれている日、独、伊三ケ国の中でも日本にだけ核兵器を持ちたいとあきらめない保守勢力が存在する。これにより、原発再稼働についてその対応は全く異なっている。

福島原発事故の後ただちに、ドイツではそれまで原発を推進していたメルケル首相は順次、原発を廃止することを決定し、自然再生エネルギーの割合を高めていく選択をした。イタリアでも福島原発事故の三ケ月後に原発再稼働を推進するベルルスコーニ首相に対し、国民投票を要求その結果、95%の国民が原発再稼働反対を決定した。

なぜ原発事故を体験し、世界で唯一のアメリカによる多くの民間人を対象にした原爆テロを二回も経験をした日本が原発を続けようとするのか?日本の保守勢力が、核武装したいという悲願を抱いていることもその理由の一つではあるが、それはアメリカからの強い命令があったからである。
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by masashirou | 2016-02-08 20:29  

テロの脅威「小説「龍を見た男」より

第二十三章  テロの脅威

あれから三十年がたった。
二〇一五年 七月一六日
安全保障関連法案が衆院本会議で可決。
違憲としてきたこれまでの政府の解釈を強引に変えて、拡大解釈し、集団的自衛権行使が可能となった。同盟国アメリカの要請があれば「国家存亡の危機」という政府が解釈すれば、いつでも、どこでも、武装した自衛隊を派兵することが可能になった。アメリカの強い要請を受け、日本政府は軍事的拡大をアジア海域で強行する中国の脅威に対抗するという大義を掲げ、石油利権獲得戦略の為に中東で繰り広げる欧米諸国の戦争、キリスト教徒対イスラムとの宗教戦争にも武器を持って参戦できるようになった。

八月十一日
日本では原発の再稼働が始まる。
新しい原発規制委員会がテロ対策とされた遠隔から原子炉を制御できるオフサイトコントロールセンター設置義務事項を先延ばし、また福島原発事故で現場の生命線として活躍した教訓を与えた免震重要棟の設置さえも反故にして、九州の鹿児島県の河泰原発を八月に再稼働させ、次々と再稼働の動きが全国に拡大した。

十一月十三日
イスラム国テロリストによるパリ同時多発テロ事件が発生。百三十名のパリ市民の命が奪われ、世界中に衝撃を与えた。
「イスラム国と戦争状態に入る」とオランド大統領が宣言。アメリカ、英国、ロシアと共に、イラクとシリアのイスラム国が支配する地域の空爆を開始。

「イスラム国と戦争している有志連合と行動を共にする」という日本の首相の発言を受けて、イスラム国は拘束した日本人二名を殺害。
イスラム国は「今後、日本国及び日本人をターゲットとする」と日本に対するテロを宣言した。

十二月三十一日
アメリカ・フランス・英国・ロシアなどの有志連合国はシリアとイラクのイスラム国が支配する地域の大規模な空爆によりイスラム国の過激なプロの多くのテロリスト戦闘員が中東地域から離れ、テロ事件のターゲットを欧米各地、アジアと日本に移すために姿を消した。

二〇一六年 
一月六日
北朝鮮が「朝鮮労働党の戦略に基づき、初の水素爆弾実験を行い、成功させた」と報道する。

一月十四日
インドネシアの首都ジャカルタの中心部で、男らが爆弾を爆発させたあと、市民を銃撃し、インドネシア人とカナダ人の二人が死亡、外国人を含む20人がけがする自爆テロが起こった。イスラム国のテロがアジアに飛び火した。

一月十六日
台湾の総統選挙で、台湾初の女性の、蔡英文総統が誕生した。同時に行われた台湾の議会、立法院の選挙では、113議席のうち民進党が68議席と、改選前の40議席から躍進して、国民党にかわって第一党となり、初めて単独で過半数を獲得した。中国を取り巻く環境に新しい動きが始まった。

一月二十六日

天皇陛下と美智子妃殿下が54年ぶりに、フィリピンをご訪問。フィリピン革命の指導者マキノ大統領の子供が成長して新しい大統領になっている。マキノ大統領が両陛下を飛行機のタラップ下まで迎え、異例の歓迎をした。両陛下は111万人のフィリピン人が戦死した霊を祀る無名戦士の慰霊碑と独立の英雄ホセ・リサールの慰霊碑を訪問され、その後、大東亜戦争で、50万人という最大の日本軍兵士が戦死した霊を祀る日本人慰霊塔を訪問された。96%の国民が親日のフィリピンと日本が、二度と戦争をしないように祈る旅であった。

一月二十八日
プルサーマル型の福井県の近畿電力の高岡原発三号機が再稼働を始めた。

激動する二〇一六年が始まった。
政府は次々と原発の再稼働を始めていた。
原発再稼働を急ぐ日本。

再稼働の世論形成のために、長く続いた公共放送の報道番組『リアルニュース』が反原発の特集番組を制作したとして、突然の打ち切りが発表された。
民間放送の人気報道番組『真実報道ステーション』では、反原発のメインキャスター古立健二が若手のイケメン局アナに交代し、元経産省官僚で反原発や反安保法案を述べる古賀尊明コメンテーターの突然の降板など、あからさまな政府のマスコミへの締め付けが始まった。この動きは東京キー局のみならず、地方テレビ局にも拡大し、魔女狩りのように行われていた。それと、同時にテレビ局の社外取締役の人事に異変が起こっていた。電力会社のトップ自らがテレビ局の社外役員に就任、テレビ局側も電力自由化に向けて始まる二千億円ともいわれる広告費を獲得するために喜んで受け入れた。

山崎は父の葬儀以来、二十年ぶりに南米のコスタリカからヒューストン経由で日本に戻った。九十二歳になった母千代と同居している兄夫婦が北欧クルージングの旅行で一ケ月留守にする。兄正一郎は北九州市戸畑区にあるロボットメーカーの安岡工業株式会社の専務である。
安岡工業株式会社、創業百年の歴史を誇る地元で有名なロボット製造企業である。最近はアメリカ向けの農薬配布用の人工頭脳を搭載した大型ドローン製造で利益が前年の二倍に成長した。ご褒美で、創業家四代目の安岡新次郎社長からのプレゼントされた特別の旅行である。姉の話によると、長距離の飛行機の旅が嫌いな兄が渋々出かけることにしたのは、社長が手配した航空券が往復ともファーストクラスのチケットであったからである。兄以上に喜んだのは姉の絹子で、母と一緒に大きな二世帯住宅に暮らしている兄夫婦にとって、初めての夫婦そろっての長期海外旅行であった。

「高齢の義母が心配で、義母を一人にしたくないの、お願い・・・」
義姉からの頼みで山崎は渋々帰国を決意した。
母とは二十年ぶり、父の葬儀以来の再会である。

山崎は、優等生タイプの長男である兄を溺愛する両親をなぜか避けるように。人生を歩んできた。山崎には兄の他に、二人の姉がいた。山崎は末っ子で甘やかされて育てられ、六歳まで母のおっぱいをしゃぶっていたらしい。
三歳の時に、庭の柿の木で遊んでいた時に、大きなスズメ蜂に刺されて、気を失い落下した。三日間意識不明で、奇跡的に回復、医者から「もう一度スズメ蜂に刺されたら今度は死にます」といわれた。それ以来、スズメ蜂が生涯、天敵となる。いまでも、昆虫の羽の音を聞くと、体が一瞬、凍り付くことがあるのは、その記憶の為だ。母から、外で遊ぶことを禁止された。いつも、家の中で姉たちと遊ぶ、青白い顔の「うらなりきゅうり」というあだ名の少年だった。「僕は女に産れればよかった。女に生まれたら、戦争に行かないでいいから・・・」というぐらい女々しい男の子であった。心配した父のすすめで柔道道場に通わせられたが、三日間で辞めた。「お前はダメな子だ」と父から、文武両道の優秀な兄正一郎と比較して小言を言われた。左ききであっつたことを恥じた母からは右ききに無理やり矯正させられ、それが原因かどうか解らないが、四歳で吃音になり、静かに一人で犬と遊ぶ子供時代を過ごした。吃音は山崎の心に深い闇を与えた。しかし、高校時代に毎週、福智山に一人用のテントを担いで登り、すれ違う見知らぬ登山客に「こんにちわ」と挨拶を繰り返したり、テントの中で声を出して本を朗読したりして、少しずつ喋れるようになった。「私はドモリですと、初対面の人に、まず自分から話しなさい。そうすれば隠すことが無いから楽になるちゃない」という母からの忠告が効いた。自分の欠点を隠さず、前面に出して勝負する。これが、山崎がドモリから得られた人生の知恵であった。

山崎は一度だけ母の頬をたたいた苦い経験がある。
六歳の時である。
実家に帰るたびに思い出す、つらい記憶だった。

「どうしよって割ったとね。弁償しんしゃい。元の茶碗に戻しんしゃい」
「・・・・・・」
追い詰められた幼い山崎は自分ではどうしようもない。ドモリで言葉が言えない。悔しさのあまり、小さな手で、思い切り母の頬をたたいて抗議した。

母は驚きのあまり泣いた。その夜、父正元からお尻を十回以上たたかれ、暗い押し入れに次の日の朝まで、閉じ込められた辛い記憶が蘇ってくる。

母千代の実家は博多で福萬醤油という創業三百五十年の歴史を持つ老舗の醤油醸造元である。先祖の白木甚右衛門は三百石の黒田武士、藩主黒田官兵衛を支えた筆頭家老、栗山備後守利安(善助)の家臣であった。白木甚右衛門は善助の長女の夫でもあった。白木甚右衛門は善助が死んだ日に義理の息子として殉死を許され、即日切腹して果てた。その墓は福岡県朝倉市杷木志波の円清寺に、善助の墓を守るように側に祭られている。

それから二百年の月日が流れた。時は黒船騒動で混乱する幕末、十三代目太七は、博多の勤皇商人石蔵卯平の影響を受け、討幕を志す勤皇商人となる。石蔵卯平は、博多鰯町に住み、屋号を石蔵屋と称し、対馬藩の御用達海運業を生業とした。石蔵卯平は、長州から逃げてきた高杉晋作を匿い、逃走資金を援助し、坂本龍馬、西郷隆盛などの多くの尊王の志士と交わった。対馬・福岡両藩の勤皇志士のために金銭を供給したり、自分の家に尊王の志士を庇(かば)ったり、また志士の依頼を受けて各地の情況を偵察した。後に卯平は奇兵隊に志願し、野村望東尼を姫島から救出したことで名を上げる。
太七は、親戚の卯平から頼まれて、月照和尚を幼友達の目明し高橋文七の奥座敷に匿わせ、自分は西郷隆盛を醤油蔵に匿った。西郷が、幕府から追われた勤皇僧侶月照をつれて薩摩に逃げる旅の途中であった。太七はこの罪で追われ、明治元年、梅の咲く寒い朝、長崎にて卯平と共に福岡藩の役人から殺害された。共に三十三歳の若さであった。戒名は「寒梅自香居士」《誰も春を知らないときに咲く寒梅、その香りは自分だけが知っている》という勤皇商人にふさわしい戒名である。ちなみに、文七は玄界灘に浮かぶ孤島、姫島監獄で明治四年まで拘留された。

福萬醤油は、親戚筋から養子に迎えられた半四郎が再び暖簾を上げるまで三十年間、閉鎖される。半四郎はやがて、醤油や味噌、酢のほかに、西洋のソースなどを製造して大成功し、待望の跡取りの半五郎が産れた。その半五郎の子供十二名の女の子のうち四名が生き残り、母千代は長女として成長した。

山崎の父、山崎正元は甘木市(現在は朝倉市)で蝋<ろう>問屋の末っ子で生まれた。先祖は豊臣秀吉に敗れるまで戦国時代、この地方を治めた豪族秋月種実の子孫である。父が六歳の時、父が重い病で病死、また不幸なことに、蝋工場から火災で焼けてしまった。火災の火元責任者として、近所に弁償する為にほとんどの財産を差し出した。残された母と兄姉四人が山崎家再興の夢を末っ子に託した。父はそんな兄や姉たちの思いを受けて勉学に励んだ。兄の轍は勉学資金を手にする為に、黒田の殿様の屋敷前で三日間、座り込みの直訴をして、黒田奨学金育英会に頼みこんだ。

正元は京都帝国大学に進学、卒業後、大学総長の紹介で、ソウルの朝鮮銀行に就職した。母の父白木半五郎がソウルに旅した時、朝鮮銀行総裁から紹介された正元を一目で気に入り、「ぜひ、千代の婿に」と頼み込んだ。二年後、正元は福萬醤油の後継者として千代と結婚。しかし、半五郎が四十七歳で急逝。半五郎の後妻久乃は、養子に来て、いつまでも、名前を変えない正元に対して不満がつのり、折り合いが合わず対立した。正元は家を出る決意をする。母は家を捨て、ソウルの朝鮮銀行にふたたび戻る父と運命を共にした。

山崎が割った青磁の茶碗は、その時、ソウルに到着した晩に朝鮮銀行本店の前の京城三越百貨店で父が母の為に買った茶碗だったのである。山崎にとってその話は今回の帰国で母から初めて聞いた話であった。
二ケ月後、割れた茶碗は京都にある父の京都大学時代の友人が営む金継ぎの老舗≪泉屋≫にて金継ぎされて戻ってきた。金継ぎとは茶の湯文化が盛んになった室町時代から日本にだけ受け繋がれた伝統技術である。割れたり、欠けたり、ヒビの入ってしまった陶磁器を漆で接着し、接着部分を金で装飾して仕上げる。金継ぎした割れた茶碗は更に高価に売買されるという不思議な国日本。
そんな話を深夜まで母と語ったのも山崎にとって新鮮であった。母が新妻だったころ、家や親を捨てて異国に赴任する父と行動を共にした勇気ある母。母の事を何にも知らないで茶碗の事件から疎ましく避けていた山崎は、母が人生途上でどんな困難にも前向きで生きて来たたくましい女であることを初めて知った。

《父と出会う前に、あこがれた青年がいて、その人が結核になり、親から反対され、一晩中泣いた話、父が亡くなった時、その人がまだ元気で生きていることを知って、父の遺体に向かって文句を言った話や、親友から頼まれて役員に就任した会社が倒産し、負債を苦に父が首をつろうとした時に、母が体当たりして止めた話》など、幼かった山崎が聞かされていなかった昔話に花が咲く長い夜を過ごした。思い出の割れた古い茶碗を前に、九十二年間の母の人生を聞けたのが嬉しかった。

山崎が暮らす南米のコスタリカは地熱発電所の建設ラッシュで、自国のエネルギーの十五%をすでに地熱発電で行う地熱大国になっていた。コスタリカは自然エネルギーだけで国民五百万人の電力を賄う炭酸ガス排出ゼロの国、そして、日本と同じように平和憲法を持つ南米の自然豊かな国である。山崎は阿蘇地熱プロジェクトが終了してから、地熱開発をこの二十年間停止した日本を離れて過ごした。この空白の間に、日本の地熱関連企業がほとんど倒産したからだ。山崎は、兄夫妻にかわり、母の世話をする為と、三十年前に手がけた阿蘇の龍上川地熱発電所がバイナリー―発電(地下に還元する熱水を活用し、沸点の低いガス媒体を使用して発電する方式)で五万キロワットから六万キロワットに増設する式典に母を連れて出席し、湯布院温泉で二日ほど滞在するつもりでいた。
この時、山崎がこの後、世界を震撼させるテロ事件に巻き込まれることになろうとは知る由もなかった。
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by masashirou | 2016-02-08 20:25  

日本人は歴史から学ぼうとしない。

日本人は歴史から学ぼうとしない。

欧州各国で、他国のスリーマイル原発事故やチェリノブイリ原発事故や福島原発事故を、国民自らの問題として考え、国民が原発を廃止又は減少させる決議をしている。
興味深いことに、第二次世界大戦で日本と共に連合軍と戦った同じ敗戦国として、連合国側から敵国条項により、核兵器保有の夢を絶たれている日、独、伊三ケ国の中でも日本にだけ核兵器を持ちたいとあきらめない保守勢力が存在する。これにより、原発再稼働についてその対応は全く異なっている。

福島原発事故の後ただちに、ドイツではそれまで原発を推進していたメルケル首相は順次、原発を廃止することを決定し、自然再生エネルギーの割合を高めていく選択をした。イタリアでも福島原発事故の三ケ月後に原発再稼働を推進するベルルスコーニ首相に対し、国民投票を要求その結果、95%の国民が原発再稼働反対を決定した。

なぜ原発事故を体験し、世界で唯一のアメリカによる多くの民間人を対象にした原爆テロを二回も経験をした日本が原発を続けようとするのか?日本の保守勢力が、核武装したいという悲願を抱いていることもその理由の一つではあるが、それはアメリカからの強い命令があったからである。

そのアメリカが日本に原発を辞めさせない理由

1)日米原子力協定というのがある。この日米原子力協定っていうのは、原発をアメリカが日本に売るため、逆に日本から見ると、日本はアメリカから原発を買うためのルールです。「原発の慎重な再稼働こそが日本にとって責任ある正しい選択である。原子力の民間利用において、日本がロシア、韓国、フランス、中国に遅れる事態は回避すべきであり、日米両国は連携を強め、福島原発事故の教訓に基づき、国内外の原子炉の安全な設計と規制実施の面で指導力を発揮すべき」という二〇〇〇年、二〇〇七年、二〇一二年と三次にわたって出されたアーミテイジ・ナイ報告書(リチャード・アーミテージとジョセフ・ナイの二人の知日派による報告書)は「(原発の)再稼働こそ日本の責任ある正しい選択」と強調している。 「『日米原子力協定』の存在が、原発ゼロの障害になっています。矢部宏治著『日本はなぜ、“基地”と“原発”を止められないのか』がズバリ指摘していますが、この協定によって『アメリカ側の了承なしに日本側だけで決めていいのは電気料金だけ』という状態です。

日本の原発で使用するイエローケーキはアメリカから購入しなければならない約束がある。日本が原発に依存するほどアメリカは日本のエネルギーの生命線を握ることができる。アメリカは国益が対立した時に日本へのイエローケーキ輸出を止めれば日本経済を破綻させることができる。
2)欧米諸国に原発建設反対運動が起こったので、世界的な原発市場の縮小をカバーするために日本に対し、原発中心のエネルギー政策を要求、次々と新規の原発を造らせた。それと同時に、経営悪化するアメリカの原発メーカーを市場価格の二倍に近い異常に高額な買収金額に次々に日本企業に買収させた。

原発市場を操る国際組織が日本政府をアメリカの原発メ―カーの代理人として新興国への原発売り込みをさせる仕組みを完成させた。
日本政府が売り込んだ原発が同様な福島原発事故を起こした場合は日本政府が国家補償するような条件で契約をさせ、アメリカは一切のリスクと責任を回避し、利益だけが入るグローバル原発ビジネスモデルを作り上げることに成功したのだ。そのような世界的な流れの中で、増大するエネルギー需要を満たすためと、核兵器保有の道を開くために原発を欲しがる後進国が次々と出現した。
日本政府は「自国の国土と国民を地獄に陥れた原発」を日本経済復興のために、インドやアセアン諸国や中近東諸国に、アメリカの代理人として、世界中にアメリカ製の原子力発電所を輸出するために、ODA融資をつけて売り込みに奔走している。

二〇一六年春には、プルトニウムの夢のリサイクルを実現するべく建設された≪もんじゅ≫が破綻、廃炉になる決定がされる。そうなると、すでに残り保管スペースが三十%しかない青森県六ケ所村の工場に保管されていた使用済燃料が日本各地の十七ケ所の原発敷地内に戻される。政府はその受け入れ促進のために突然、放射性使用済燃料保管について地元の交付金を三倍にした。これにより、今後原発再稼働による使用済燃料も原発内で溜められることになる。
日本がもし、原子力発電市場で外貨を稼ぐと考えるなら、放射能汚染の無害化技術や十万年間、地下深い洞窟内で管理しなければならないという使用済燃料保管システムの技術革新の分野であるべきだ。

また、最大の国際貢献は福島原発事故の経験を生かした廃炉システムの技術やより安全性が向上した原子炉開発をすべきである。また、中国やドイツが力を入れているプルトニウムを作らない、コントロールが容易なトリウム原発の実用化、欧米でなされている大地を汚染から守るコアキャチャー方式のより安全な原発発電システム、さらに二〇一五年にアメリカの高校生が試作した低温のガスを使用する安全性が高い小型原子炉などの実用化技術などに研究投資をすべきである。

現在、九州電力は太陽光発電申請の新規受つけを中断している。九州の電力需要は省エネ技術革新や省エネ意識の向上で毎年低下している。二〇〇八年の最大需要1771万キロワットから二〇一五年では1500万キロワットにまで下がってきているのだ。九電が既に認可した太陽光発電設備容量は818万キロワット。
二〇一五年では最大発電量407万キロワットが記録された。九電は太陽光発電事業者から更に700万キロワットの太陽光発電の受け入れを拒否している。
理由は六基の既存の原発(廃炉がすでに決定している老朽化した玄海原発1号も含まれている)すべてが再稼働された時に送電線の容量が不足するからという理由である。九州は太陽光、地熱に恵まれている。東京の霞が関が全国一律に決めた二〇三〇年のエネルギー構成を原発が20%とすることこそ、おかしいのである。   

地域で異なるエネルギー資源が存在する。九州では太陽光発電や地熱発電のシェアーが大きいとする電力のエネルギー―構成が異なる方が自然である。事実、二〇一五年六月四日正午からの一時間の需要1016万キロワットの約40%の407万キロワットが太陽光発電か生産された電力で賄われた。
そしてこの二〇一五年の夏、原発ゼロの九州で、太陽光のお蔭で余裕の電力供給で電力需要のピークを安全に乗り越えることができた。太陽光発電量が増加する夏場には中国電力に売電すればいいのである。太陽光発電の電力を効率のいい蓄電システムを導入するべきである。テスラ社がアメリカで販売を始めた、格安の蓄電池と太陽光発電を組み合わせた技術や、太陽光発電から生まれる電気を水素や酸素にして蓄電できる燃料電池システムも導入すべきだ。
九州の有り余る豊かな太陽を、もっと有効に使えるような知恵や技術を検討しよう。

政府は「原発を無くす」から「原発をできるだけ減らす」に、そして今「できるだけ残す」と方針を変更した。

戦争は大国の「石油」の奪い合いのために画策される。
しかし、大国はその目的を隠蔽し、正義と大義の旗を掲げ、若者を戦場に送る。

「戦争」の反対は「平和」ではない。
「戦争」の反対は「話し合い、交渉」である。
「戦争」は単なる「手段」であるにすぎない。
「平和」の反対は「無秩序」である。
「戦争」は無秩序を作り出す。
原発事故も「戦争」と同じように、
国土と国民を「無秩序」の状態に陥れる。
原発を直ちにゼロにするべきである。
今ならまだ間にあうはずだ。

今ならまだ九州の原発をゼロにすることができる、

「人は集団で考え、集団で狂気に走る。
だが、分別を取り戻すのは一人ずつである」
歴史学者チャールズ・マツケイ

平成二十七年二月六日
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by masashirou | 2016-02-08 20:21