2011年 09月 18日 ( 1 )

 

第14回哲学カフェ「生命の不思議を哲学する③」(9月15日開催)

第14回哲学カフェ「生命の不思議を哲学する③」(9月15日開催)

講師
;白木正四郎
時 2011/9月15日
14:00~16:00
場所    ビジネスカフェ
福岡市中央区舞鶴1丁目8番35号 VOUGUE MAIZURU 2
901号

参加費 2000円(コーヒー付き、教科書付き)

申込先 TEL&FAX 092-771-0855,
090-3600-7131(担当池辺)e-mail:b.cafe2010@live.jp


定員15名(先着)




今回のテーマ「自我を哲学する」

宇宙を認識する「我」「自我」という意識こそが根源的な存在なのです。そして、ビックバンは、神々の意識が「永遠の孤独と退屈」を癒す為に起こしたのです。

ですから、脳が生み出す自我は3つの強い意志があります。

1)生きたい:生存期間を少しでも長くしたい。
2)知りたい:ビッグバンでせっかく創造した物質宇宙の世界を全て知りたい。
3)他者とつながりたい:孤独を癒す為に、ビッグバンを創造し、他者と交流出来る物質宇宙で多くの他者と交流したい。

人間が創造する産業はすべて、この3つの脳の要求に答えるために生み出されます。


これは、2500年前に、西遊記で有名な玄奘三蔵法師がインドから中国へ伝えた華厳経の唯心経ですでに語られています。

宇宙と自我は、全てが八つの識が作り出すイリュージョンである。
五つの意識、いわゆる五感(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)が作用して、六つ目の意識、「自我」という「肉体と心」があるという意識が創造される。

さらに、その六つの意識の下に埋もれている潜在意識が二つあります。
ひとつは、未那識(まなしき):睡眠中だけ無くなるが、目覚めると再び現れる自我に固執する無意識の自我。

最後に阿頼耶識(あらやしき):自己や他者や宇宙などを生み出す根源的な全ての識が混在する「空」の無意識。
宇宙の根源的な集合意識です。宇宙に存在する意識のネットワ-クシステムです。また、人類の集合意識そのものです。
仏教ではこれを「無量寿光」、同じ時代の中国や古代ギリシャで、老子はこれを「道」と名付け、哲学者プラトンは、
アニマ・ムンディ(宇宙魂)とよびます。近代の欧州の精神科学でいえば、ユング博士の言う集合的無意識です。
最近では、「宇宙図書館」や「宇宙神素」と言う人たちもいます。


これらの八つの識が宇宙の全てを生み出しているのです。

最新の脳機能科学や、認知科学、宇宙物理学量子力学の進歩で、お釈迦様のこの難解な唯識哲学の正しさが解明されようとされています。

宇宙とは自分の脳の中に有ります。脳が宇宙を創造するのです。

「自我」とはなんでしょう。

人間の細胞は60兆個と言われています。毎日2%の細胞が死滅再生しています。50日で完全に新しい肉体になります。
しかし、どんなに再生しても120年の寿命と言われています。ただし、脳の1000億個の細胞は再生されません。再生すると、自我が消えるからです。
しかし、寿命は200年といわれています。我々は、脳細胞の2%しか使用していないからです。この80年の寿命のギャップを埋める為に、医学が発展しています。
日本人が作り出したIP細胞(全細胞)から無限にその人の臓器や皮膚が作られるようになると、永遠の肉体を再生できる未来も到来するでしょう。

将来、人間の臓器のほとんどのパーツがIP細胞で作られた臓器や人工物で置き換えられた時、人間は自我をどのように定義するのでしょうか?

それは、「脳」だと言えます。

では、脳のある部位が損傷を受けて、人工的な記憶マイクロチップに置き換えられて、ついには、99.9%人工物の脳が完成した時はどうでしょうか?
それでも、「自我」は存在するはずです。
では、100%の人工頭脳と100%の臓器を完備する人工の身体が「自我」持った場合はどうでしょうか?
答えは、「自我」と言う情報がある限り、例え全てが人工的に製作されたとしても、人間だと言えるでしょう。
つまり、個人という認識する「情報」がある限り、「自我」は存在するのです。

「脳のなかの自我の個人情報」が「自我」なのです。

テーマ2「時間を哲学する」

時間は幻想なのです。

時間について最新の量子力学ではどのように書かれているかまとめてみます。

1)陽電子は、時間を未来から過去へとさかのぼる電子である。電子は過去から未来に流れる電子である。
2)相対論的な時空では、時間が過去から未来へ流れているのではなく、動きのない幾何学図形として固定されている。
3)我々は現在見ている外界の光景を現在の光景と思っているが、それはすべて過去の光景である。
1メートル前の恋人は10億分の1秒前の恋人の姿、大空を飛ぶ飛行機は10万分の1秒前、まぶしい太陽は8分前の太陽、
望遠鏡に浮かぶアンドロメダ銀河の姿は230万年前の姿である。
4)96%の宇宙を占めるダークマター(暗黒物質)は、物質と反物質が生じては「対消滅」と同時に、
消滅しては生じる状態つまり、「対生成」を繰り返している。揺らぎの状態である。釈迦はこの状態を、「空」とよんだ。「無」でもなく、
「有」でもない状態である。我々はわずか4%の、わずかに物質が反物質を多くなっている対称性が破れた空間に生じた物質宇宙の中に存在している。
5)客観的な過去現在未来という区分が意味をなさなくなる。
6)素粒子には粒子と反粒子が存在する。粒子と反粒子は電荷が逆で、その他は一緒である。
7)生命の主体的な意思が時間を(時間の矢)を生み出している。

つまり、時間も空間も人間の意識が作り出した幻想なのです。

宇宙の宇は空間、宙は時間、宇宙とは空間と時間で創られている。

太極図の「陰」の世界が形の無い波動の世界、「無」の世界、情報宇宙の空間。
「陰の陽」が未来から過去へ流れる時間。

「陽」の世界が、形がある「有」の世界、物質宇宙の空間。
「陽の陰」が過去から未来へ流れる時間

この二つの宇宙は相対的な関係にある。相互補助の関係。二つの宇宙が融合してひとつになると、「空」の世界となる。

時間が未来から過去に流れるという教えは古代インドの仏教の教典(部派仏教・アビダルマ哲学)にも書かれています。
しかし、西洋的な、原因と結果により実証する科学的観点では、絶対に「原因」が未来に有り、「結果」が過去にあるという考えは出来ません。
しかし、東洋思想では、自由に未来と過去を逆転させる事が出来るのです。
未来にある「原因」が、過去にある「結果」を創りだすのです。この事を素直に理解出来る方は少ないと思います。それは、当然です。
我々は、誕生以来、過去から未来へ流れる時のベクトルに慣れているからです。

量子的宇宙論で知られる英国ケンブリッジ大学の車椅子の天才物理学者ホーキンス博士も、「宇宙は今膨張を続けているが、将来のある時点で最大膨張に達する。
そうすると宇宙は収縮を始める可能性がある。宇宙の膨張期には時間は過去から未来へと流れるが、
収縮期に入ると未来から過去へと時間が流れる、つまり時間の逆流が起こるだろう。」と、言っています。収縮期には、
物理宇宙もの時間も未来から過去へ流れる可能性もありそうです。その時には、情報宇宙の時間は当然、過去から未来へ流れると思います。



1)勝ち組としての存在:精子と卵子の出会い
2)この世とあの世の仕組み
3)アバターである肉体:災いを楽しむために生きている事を理解すると人生は楽しい。
4)人生の目的とは?「長く生きる、知る、つながる」
5)DNAのジャンク遺伝子は話す言語で瞬時に変わる
6)太極図;すべてが4つの数字で出来ている
7)自我の仕組み;顕在意識と潜在意識;副交感神経と交感神経
8)知足;心の基礎工事;存在自体が有り難いと思う意識構造を作ろう
9)無用の用;すべての事が意味が有るを知ろう!
10)水の教え;何でも変化できる柔軟性こそ人生の醍醐味である
11)悟りとは?差を取り除く事『ありがとう』の波動が全てを変える。自他一如の極意
12)武蔵の五輪の書と老子;戦わないと構えない常勝の秘訣
13)世阿弥の花伝書「守る、破る、離れる」人生の極意

14)映画「素晴らしき哉人生」にみる非存在からのデメリットから自分の価値を見いだす
15)北原白秋に見る老荘思想「バラの花咲く」
16)トルストイに影響を与えた老子と醬油
17)明治天皇の御製「敷島の大和心の雄々しさはことある時ぞあらわれにける」
18)時間は心と肉体で逆向きに流れている;この原理を使えば何でも夢が叶う。過去を変える仕組み
19)老子哲学とは気づきである;  本当の自分が一番自分を知らない事を知る
20)必然と偶然、秩序とカオスの生命現象の不思議
21)4という数字が支配する世界の不思議
22)自分探しテスト;神様は4つのキャラクターを設定して私たちに選ばせた。勇、愛、親、知の4つの組み合わせ。
あなたの嘆きのなかにあなたが人生で最も大事にしている生きる目的,天命がある。
聞くという事;それはあなたを話し上手にするという不思議。「あなたはそのように考えているのですね」
自我の存在と宇宙のビッグバンの理由をご説明します。
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by masashirou | 2011-09-18 11:51