なぜ原発は日本にふさわしくないのか

「なぜ原発は日本にふさわしくないのか」という本が話題になっている。その理由は著者が明治天皇の玄孫さんで竹田恒泰さんであるからです。皇統を受け継ぐ方が脱原発について本を出されることに衝撃を受けました。反原発が左翼、原発推進が右翼という構図が福島原発事故で変わりつつ有ります。
たかが電力の選択枝にすぎない原発が尊い国土を喪失させ、未来の子供たちから笑顔を奪い、日本の故郷の原風景である農業や漁業や観光や文化までも一瞬して奪う原発事故。竹田恒泰氏はその理由を「原発はうつくしくないから」と優しい文学的な表現をされています。原発は差別を強いるからだと主張されています。未来の子孫たちに放射性物質汚染や、過疎地への原発事故リスクの負担、すべての国民が天皇の赤子であるはずの同じ国民である無名の原発労働者に放射能被ばく汚染を前提とした労働を強いることなど。海外のウラン鉱山の労働者や運搬する労働者たちにもリスクをしいている。原子力発電システムはすべての点で日本の和の精神文化から受け入れられないものを持っている。
この本では技術的な観点のみならず経済的観点や新エネルギーについての観点など幅広い単なる文化評論の域を遥かに超えた内容になっているのも驚きました。
福島原発の1号機が発電コストが1KWHあたり、電力会社が出した設置許可申請書からマスコミが報道する5円ではなく、10.32円、2号機が10.79円、3号機が14.55円であることなど指摘されています。驚きました。それに事故の補償金や天文学的な費用がかかる放射能廃棄コストや4500億円毎年の地方交付金、危険なので遠隔地に原発を作るので東京電力だけでも遠距離の送電線や変電所コストが5000億円、また、停止不可能な原発のための夜間電力を使う揚水発電所などのコストを加えると非常に高い電力になっていることなどがデータを積み重ねて語られています。
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by masashirou | 2011-06-30 12:34  

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