四分の一の奇跡

この世に生まれながらに障害をもって誕生する子供たちがいる。老子は、無用の用。この世に存在するものには何か貴重な使命があるという。鎌状赤血球という血液に異常をも子供たちの存在が実は人類が将来遭遇する難病を生き残る役割が有ったと山元加津子さんは述べられている。最近、山元加津子さんの「四分の一の奇跡、それは本当の事だから」というドキュメント映画を見ました。

山元加津子さんは映画の中でこう語ります。

「アフリカのある集落で、マラリアが発生しました。ただひとつの集落が絶滅せず多くの人が生き残りました。研究者がその秘密を解明しました。その集落にすむ人には特殊の鎌状赤血球という赤血球を持つ人たちが発見されました。鎌状赤血球を持たない25%の人はマラリアで亡くなります。鎌状赤血球をもつと25%が成人になる前に死亡するか重い障害を持つのです。鎌状赤血球をもつ残りの50%の人は障害が発症せず人生を全うします。研究者は25%の鎌状赤血球を保有して重い障害を引き受ける人たちが存在しなければ、その集落の人間はほかの集落の人たちと同じように全滅したに違いないといいました。古代のアステカ文明の織物の文様に6つの指の手の文様の周りに5本指の手の文様が曼荼羅のように描かれています。古代において、障害をもってこの世に誕生する人間は神様から大切なメッセンジャーとしてあがめられたそうです。すべての存在に価値がある。」

老子の「無用の用」の原理を古代の人間たちは知っていました。

この映画に登場する大助君の詩をご紹介します。大助君という脳に重大な障害を抱える少年です。その詩はこのような詩です。

「葉っぱだって、石ころだって、そこにあるだけで心を動かす力がある。

それが「ある」ってゆうことなんかな?

僕だってそこに「ある」

「有る」ものはみんなたいせつなんや。

僕が生まれたのには、理由がある。

生まれるってことにはみんな理由がある。


老子哲学を一言で言うと、「ありがとう」という言葉に集約されます。
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by masashirou | 2011-06-19 12:46  

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