太陽光発電普及率全国第2位は熊本県4.31%

太陽光発電の普及率、熊本県が全国2位 家庭用4.31%
2010年10月20日13時18分印刷ソーシャルブックマーク
 2009年度の県内の家庭用太陽光発電設備の普及率は4.31%で、全国2位だったことが分かった。国の補助制度の復活や電力買い取り額の値上げという追い風に加え、県や市町村独自の補助金が後押しした。県新エネルギー産業振興室は「日本一を目指し、引き続き普及活動に力を入れたい」としている。

 普及率は、設置件数を一戸建ての住宅戸数で割った値で、九州経済産業局(福岡市)が調べた。県によると、細かい数字は未確定だが、県内は設置件数約1万9千件で、一戸建て約44万1100戸に対する普及率は4.31%。全国3位だった08年度の3.32%からは約1ポイント、05年度からは2ポイント近く上がった。

 09年度の1位は佐賀の4.45%で、3位は宮崎の4.29%。九州は日照量が多いなど発電に有利な条件があり、トップ10に6県が入っている。

 普及率アップの背景にあるのが、国の補助制度の復活だ。05年度に打ち切られたが、地球温暖化対策などで09年1月に再び設けられた。出力1キロワットあたり7万円を補助する仕組みで、県ではこれに上乗せする補助制度を09年度から導入した。補助額は初年度は1キロワットあたり3.5万円で、今年度は2万円(上限10万円)。09年度は3611件を補助し、今年度はすでに約2700件の申請が見込まれるという。

 さらに熊本市や玉名市など19市町村でも補助制度がある。09年11月からは余った電力を電力会社が買い取る価格が従来の2倍の1キロワット時48円に上がり、設置費の回収がしやすくなったのも大きい。

 県によると、設置費は1キロワット当たりで約60万円超。県内の家庭は平均約4キロワットで、工事費も含めた設置費は計約250万円。国や県、市町村の補助金を使えば、40万円前後安くなる。条件が良ければ電気代の節約や売電による利益などで、10年ほどで設置費を回収できるとの試算もあるという。

 県は「太陽光発電の先進県」を目指し、09年度から太陽光発電の普及や関連の技術・人材の育成などを柱にした3カ年計画を実行中。事業所向けの設置補助金もあるが、今年度分の受け付けは締め切った。
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by masashirou | 2011-06-17 13:38  

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