みんなの党の神奈川のやまのあさこ衆院議員の意見

みんなの党の神奈川7区選出の衆院議員のやまのあさこ氏が、地震にもびくともしなかった東北のあたらしい地熱発電所を訪問。3.11以降野エネルギーとして地熱発電に着目されたというブログを見つけた。こんな議員がたくさん存在するように投票行動を起こしたい。みんなの党とやまのあさこさんエールを送りたい。がんばれ!



地熱発電は新エネルギーの本命
2011/05/29 活動ブログ, 視察 by asako
先週の木曜日、福島県の柳津町にある「柳津西山地熱発電所」に行ってきました。

地熱発電とは、地中の熱・マグマによって熱せられた熱水や蒸気でタービンを回して発電する、地球本体のエネルギーを利用し環境への負担が少ないクリーンな発電方法です。

3月11日の原発事故のあと、脱原発にシフトせざるを得ない、いや、シフトしなければならない日本において、新たに進めていく新エネルギー政策の本命の一つとするべきがこの地熱発電ではないかと考え、今回の視察を計画しました。

現在、日本には東北と九州、北海道、八丈島に全部で18ヶ所の地熱発電所があります。

私が行った「柳津西山地熱発電所」は、平成7年5月に東北電力(株)と奥会津地熱(株)が共同で営業運転開始された、日本で11ヶ所目の地熱発電所です。

当日は、小林仁所長(写真左)と奥会津地熱(株)の西山事業所長の阿部泰行取締役(写真右)がお話と案内をしてくださいました。

地熱発電所は、まず地熱発電ができるためのマグマ溜りのそばの貯留層(地下水が熱水になり必ず蒸気が出る場所)を見つける調査に時間がかかるそうですが、「柳津西山地熱発電所」は、昭和40年代に三井金属鉱業がパーライト調査をしていた時に地熱ポテンシャルがあるのを発見していたとのこと。

そこをボーリングにより2000mもの深い井戸(貯留層に溜まる熱水や蒸気を引き出す生産井(せいいさんせい)と使用済み水を戻す還元井(かんげんせい))を堀り、そこからくみ上げられた熱水や蒸気がタービンを回し発電‥‥という仕組みになっています。

この場所は湯治場である西山温泉のすぐ近く。よく、地熱発電所を造ると温泉に影響が出ると言われ温泉業者による反対もあると聞きますが、この西山温泉には影響は出ていないそうです。

また、今回の東日本大震災では、福島第一原発が地震と津波による大事故を起こし、震災後2ヶ月以上たってますます大変な放射能の影響を及ぼしていますが、同じ福島県にあるこの「柳津西山地熱発電所」をはじめ、東北地方の宮城県や岩手県、秋田県にある4ヶ所の地熱発電所は、同じ揺れに見舞われたにもかかわらず、いずれも大震災発生で自動停止したものの異常はなく、2日以内に運転を再開しています。

地熱発電は、長所としては、

・太陽光発電や風力発電に比べ、1基あたりの発電量が多い。また、天候に左右されず、24時間365日安定した発電ができるため、利用率が高い。

・火山国である日本において、地熱は純国産エネルギーであり、再生可能な自然&クリーンエネルギーであること(火力発電や原子力発電にくらべCO2排出も少ない)。

・化石燃料を使わないので原油の高騰にも耐えることができる、また、長期間の運転が可能で、事故の危険性も少ないとされている。

一方、課題としては、

・確実な調査(必ず蒸気が出るかどうか)と初期開発投資のコストが高い(井戸を1本掘るのに5億円かかる)。

・日本は火山国であるが、その資源の8割が国立公園や国定公園内にあり、開発規制がかかっている。(⇒環境省は2010年に、36年ぶりに国立公園での地熱開発を許可。日本地熱開発企業協議会によると、今年3月に、規制区域外から公園敷地の地下に向かって斜めに井戸を掘る開発2件が許可され、2011年夏に着工予定とのこと。)

・温泉業者からの反発(⇒これまで地熱発電で温泉に影響を及ぼした例はないそうだが)。

等が上げられます。

地熱発電は、1つの貯留層から取り出せるエネルギー量から見て、原子力発電所のような大容量発電設備ができない(⇒現在ある18ヶ所で原発1基の半分の発電量)一面がありますが、これからは、1つの大きな発電方法だけに頼るのではなく、太陽光、水力、風力、バイオマス、メタンハイドレード等のさまざまな自然エネルギーによる発電を進めて行かなければ、この国の未来はありません。

その中でも、本命は比較的大きな発電量を確保できる地熱発電。

資源の乏しい日本にとっては貴重な純国産のエネルギー資源であり、発電の安定性も高く、火山国であるわが国にはぴったりの発電方法ではないかと思います。

民主党政権になってから、昨年の事業仕分けで「地熱開発促進調査事業」と「地熱発電開発事業」の2つが廃止や白紙化として仕分けされてしまっていますが、震災後の新たなエネルギー政策としてぜひ復活させ、国策として進めていくべきでしょう。

世界に目を向けると、フィリピンやアイスランド、ニュージーランドやアメリカ等、地熱発電の割合が高い国がいくつかあります。諸外国の地熱発電状況も含め、これからもっと勉強をしていきたいと思っています。
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by masashirou | 2011-06-17 12:44  

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