老子の5つのキーワード「道」

老子はサムシング・グレート、何か偉大な存在を「道」:と名付けました。
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本当は名前のない存在こそ道の本質なのですが・・・・、便宜上「道」と名付けました。



タオイズムという西洋の呼び方は「道(タオ)」からそう呼ばれます。


それほど道は老子の哲学で根本的なコンセプトです。



老子は道の教えと徳の教えの5000文字からなる2部構成の老子道徳経を残しました。


今から2500年前のお話しです。


道徳の語源はここから誕生しました。


「何か人知を超える存在がある」

それを決して忘れていけないぞ。

その存在を意識して生きようという老子のメッセージです。


もう一つ「道」にはこんなメッセージが有ります。


旅人が道を歩く。


足跡が出来る。


左脳で判断する人が道とはこの足を支えたスペースだと思い、足跡を支え無かったスペースを削り取ってしまった。


すると、旅人は二度と同じ道を歩むことが出来なかった。


無用の用


老子は全ての出来事、全ての存在には意味がある。



役に立たないと思われたものにも大きな価値と存在意義が有るといいます。


例えそれが不正義でも、正義はその不正義により意味が生じると言います。

美人は不美人により支えられ、強い者は弱い者の存在によりはじめて意味を持つのです。


全てのものが相互依存、互譲互助、相対的な関係で成立している。

どれがいいとか、どれが悪いとかないのだと言います。


道は日本人の根本的な感性と思想をサポートしています。


どんな職業でもひとつの事に修行する人は道を求めている人であると尊敬されます。


全てに「道」を付けます。


華道、柔道、剣道、茶道など人間は「本当の者に繋がる道」を求めて生きている。


どんな達人も偉人も到達しない道の向こうを求めて永遠に努力する。


人生でいつが楽しかったですかと問われれば、明日と私も答えます。


来週は「水」ついてお話しましょう。
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by masashirou | 2010-05-20 13:36  

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