谷のように生きる

老子は難しいと言われる方がたくさんおられます。老子ほどシンプルな哲学は有りません。5つのキーワードをマスターすればあなたは老子の達人になれます。
5つのキーワードとは次の5つのキーワードです。

谷、道、水、龍、凹みの5つです。


では講座を始めます。


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揚子江が何故、中国の川の王様なのか?

それは一番低いところに揚子江がいるからです。


何万という中国大陸の川たちの頂点に立つ王たる大河


それは揚子江。


自らのポジションを一番低くして、何万の川が運んでくる汚泥を平然と受け入れる。


その揚子江の姿勢に川たちが圧倒されて、従っているのです。


王たる揚子江は何故、身を低く汚泥を悠然と受け入れることが出来るのか?


それは自分の命が大いなる大海に繋がっていること。


そして、大海と一体になった時には全ての汚泥が浄化されることを確信しているからです。


谷のように生きるとは地上の王者として生きる事なのです。



谷に生きる、谷に住む人、自分の基本立ち位置を谷にする生き方。

もちろん、自由に山に登ってもいいんです。常に山に登りたがる人は、山に登らないと生きている感じがしないとストレスを感じる人です。


山に登る人は山頂に到達した時の達成感を満喫します。

しかし、山頂は風が強く気候が不順です。長く滞在することが出来ません。天気に恵まれていたら、お弁当を食べて、時間が有れば、山を下ってから人に自慢するための登頂記念写真を数枚撮るくらい、せいぜい、山頂に30分くらい滞在するでしょう。また、山の頂から別の高い山が見えます。再びその山を目指して山に登り続ける人生を繰り返します。ナンバーワンを常に目指す生き方です。


一方、谷に住む人は、気が向いたら山に登り、天候が悪くなれば、途中でも山から下る決断もすぐに出来ます。

再び、山に何度もチャレンジする強い意志が有るから山をあきらめることも出来るのです。

上を仰ぎ見る生活を遠ざかっている為に自分を支える大地をいつも見る視線を大事に出来ます。

谷を自分の谷だけを下を向いて開墾します。


オンリーワンを目指す生き方ですから、他人との比較や競争から無縁です。

時には、山に登る人が落とした宝物も谷で見つけることも出来ます。


そんな生き方をしてみたらと老子は私たちに問いかけます。


最後にこの生き方の醍醐味を本当に心の奥底から味わい、満喫するためには若い時にがむしゃらに巨大な山に登ってみなさいと老子は小さい声でささやいているのも忘れないでくださいね。

来週は「道」についてお話します。
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by masashirou | 2010-05-20 09:56  

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