老荘思想の紋様である太極図

老荘思想の紋様である太極図は、当然、老子が自分で描いた紋様ではないと思いますが、それにしても奥深い老荘の哲学の神髄をここまでシンプルで現代的と思えるデザインを創造した作者は天才だと思います。

問題
曲線と使いながら対象的な相反する二つの概念を表現し、それらが相互補完しながら変容しながら矛盾する時間軸を持つ運動体でありながら、かつ、それらが少しづつ、相互に融合する動的平衡の運動体であること表現する。しかも、その運動体は、対立するふたつの存在が融合すると完全な存在になる事を表現する。

あの世の5次元世界で、芸術大学デザイン科の入試試験でそのような問題が出されたに違いないと思います。

ご質問の答えですが、全ての存在が動的平衡運動体であると言うことを太極図は表現している訳ですから北とか南とか、上とか下とか言う地上の概念を超える宇宙的な観点から存在をとらえているのではないかと思われます。宇宙飛行士が宇宙に飛び出すと、地上で重力の影響で感じていた絶対的普遍的な概念である上とか下とか、左右と概念が全てが相対的な概念であると気づきます。そう考えると、陰が右とか陽が左とか二次元世界で描かれた太極図にあまりとらわれる必要はないと思えます。

しかし、文献で正式な太極図がどうして陰が左で、陽が右に描かれたか調べてみる必要がありそうです。私の持つ太極図はそのように描かれていますので、考察してみます。

仮説:自転する地球を北を上にしてみると、左側が夜、陰、右側が昼、つまり、陽になっている。

仮説:脳を表現する時、左脳は物質世界、陰、この世の悩み、不安、争いのこの世。右脳は精神世界、陽、平安、対立のない世界、光の世界に繋がる世界。

私の知る限りでは明確な理由はわかりません。
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by masashirou | 2010-05-19 23:18  

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