『文明の衝突』

『文明の衝突』というのは文明の根底にあるものが異なるという恐怖を植えつけるために創られた幻想です。世界の宗教の根底では同じサムシング・グレートの存在を讃えています。

イスラムでは『アラー』、ユダヤでは『エホバ』、キリスト教では『ゴッド』、インドでは『仏』、中国では『天』、日本では『神』とそれぞれ、異なる名前が付けられました。

いま世界を大きな憎しみの連鎖に導いている、争いの根源の宗教であるユダヤ教、キリスト教、イスラムの3つの宗教は、同じ旧約聖書を聖典とする同根の宗教であります。


『何事のおわしますかは知らねども ただありがたさに 涙あふるる』

12世紀の中世の日本の仏教徒である西行法師がこの歌を詠みました。

この僧侶が異なる宗教の伊勢神宮を訪れた時、神社の参道に流れる清らかな川の前で、心を激しく打たれて詠んだ歌です。

人の心を感動させる尊い存在、『サムシング・グレート』という存在は同じなのです。

世界はただ名前が違う『尊いもの』を信仰し、その名前のために殺しあっています。

この日本的精神に我々は大いにまなぶべきだと思うのです。

根源は同じサムシング・グレートの存在を讃える同じ宗教だったのは歴史的事実です。

同じものを信じる文明同士が衝突するはずは無いのです。人間がつけた名前が異なるという理由だけで、多くの人間たちが殺し合いをしています。私は必ず、お互いの違いを超えて理解し合い、和解し、共存することが出来ると信じています。

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by masashirou | 2010-02-12 00:28  

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