映画「ミッテランコード」日本語脚本その5

44パリ市内

テロに怯えるパリの街
シャッターが閉まった繁華街。


○フランス市内 五つ星ホテル

ゲッペル社の幹部が数名、その後ろにフェンゼン会長が背中を向けて座っている。
コンコン――ドアをノックする音
幹部「入りたまえ」
ウォン、部屋に入ってくる。
ウォン「リー・ウォンです」
幹部「君にここまで来ていただいたのは、一つ忠告があるからだ」
ウォン「何でしょう?」
幹部「我がゲッペル社を脅している人物がいる。わが社の元科学者サイートだ。わが社に数々の功績を残してくれた優秀な社員だった」
ウォン「はい……」
幹部「だが、彼には理解できなかった。大勢が助かるためには、犠牲が必要ということを……。君は理解できるだろう」


45フランス大統領官邸

三十二名の暗号解読の専門家たちに、シラク大統領が話している。
その中にロナルドもいる。
シラク大統領「我が国は、テロの恐怖にさらされています。フランス総合情報中央局の必死の追跡調査にもかかわらず、三ヶ月たっても、発信元すら特定できません。恐らくこの暗号が事件解決の重大なヒントだと考えました。そこで、是非、この暗号の解読にご協力いただきたい」


47サイートの家

家の前に車が止まると、ウォンとマリーそして二人のエージェントのジェームスが降りてくる。


48サイートの部屋

質素だがいくつかの美術品が飾ってある部屋
アラブの男・サイートが座っている。
棚の上にゲッペル社の表彰状が見える。
そこに、ジェームスとウォンとマリーが入ってくる。

ジェームス「こんにちはサイートさん」
サイート「こんにちは、みなさん。どうぞ座ってください」
ジェームス「それで今回のお話は?」
サイート「先月、サンレモでお二人の競演に感動しました」

ウォンとマリーは顔を見合わせ微笑む。
サイート「ジェームスさんとマリーさん。申し訳ないですが、ちょっと席を外していただけますか?」
ジェームスは渋々部屋を出てゆく。
サイートは立ち上がるとゲッペル社の科学者たちが写っている写真を見つめる。
サイート「ウォン君。君の任務は何だね?」
ウォン「任務?」
サイート「そう。コンサートのスポンサーでもあるゲッペル社。君は何をしろと言われている?」
ウォン「パリのコンコルド広場で『魔笛』を指揮します」
サイート「私は君の出生も知っている。そう、なぜここにいるかもだ。知っていることを全部話してもらえないかね」
ウォン「いえ……。話すことはそれだけです」
サイート「では、私から話そう。私はゲッペル社の元科学者だ。NERO666を開発したのは私だ」


49ウィーン シェーン・ブルン宮殿 あるモニュメント前

ロナルドとマイケルがモニュメントを見ている。

ロナルド「マイケル君。僕の仮説をどう思う?」
マイケル「教授らしくないですね!! アメリー警部も協力してくれているし早くサイン帳を調べてみましょう」50ウィーンホテルの部屋

マイケルがパソコンのキーボードをたたいている。
その傍らで、サイン帳の名前を見ているロナルド。
マイケル「パリ市警のネットワークに接続できました」
ロナルドはマイケルの隣に座ると葉巻をくわえる。
ロナルド「さて、マリア・テレジア、マリー・アントワネット王女、モーツァルト。類似する人物が出てくるか……」
時計が7時14分を指す。

マイケル「教授!! あの有名なウォンが一ヶ月前にサインしています」
ロナルド「ウォン!?」


51パリ市警 フランス国家警察総局

ペレ・クロード(58)DGPN(フランス国家警察総局)長官が新聞を見る。
『2007年7月1日 対極図Tシャツで暴行。大学生死亡』
そこに、スタン・ハーマン(36)フランス共和国保安機動部隊 隊長
が入ってくる。
スタン「トニー巡査とアンソニー巡査が職務質問中に逃走した中国人を射殺した件でデモが過激化しています」
ペレ「テロリストの思う壺だな……」
スタン「国全体が疑心暗鬼になっています。特に東洋人に対しての不信感は……」
アメリー警部が入ってくる。
アメリー「謎の暗号文がすこし、解読されました。」
ペレとスタンは驚いてメアリーを見る。
ペレ「それで犯行日時と場所は?」
アメリー「それが……」
と、部長に解読文をわたす。
ペレとスタンが顔を合わせる。
ペレ「それで誰が解析したのだ?」
アメリーオックスフォード大学のロナルド教授です。」
ペレ「しかし、一部しか解読していないとは残念だ。ロナルド教授とはどんな人物だ。君が信用できる男か調べてくれ。」
アメリー「すでに、捜査に協力していただいています。私は信用できる人物だと思っていますが、しかし、パリ警察本部やフランス国土監視局との問題が発生していますので、困っています・・・」
ペレ「そうか。私が問題を解決する。至急ロナルド教授にパリに来ていただくように連絡を取ってくれ」
アメリー「はい」
ほほえむアメリー警部の顔

52コンコルド広場

ロナルドが広場の隅で佇んでいると立ち上がり歩き出す。


53チュイルリー公園
ロナルドは会議室の窓から、セーヌ河が茜色の光の中に包まれてゆっくりと流れていくのを見ていた。突然、セーヌ河の起伏のない表面にスクリーンが現れた。そして、スクリーンが次第に大きくなり、公園を歩く昨日の自分の姿が映し出された。ロナルドは昨日の出来事を思い浮かべた。
 ロナルド教授は、謎の解読のためにシラク大統領が用意してくれたリッツホテルにしばらく滞在していた。いつものように、朝早くホテルを出て、コンコルド広場のオベリスクの前にロナルドは佇み、見上げる。オベリスクの頭頂部が四角錐になっている。この形は太陽神ラーの力を表したもので、白い雲の間から地上に差す一条の光線を模したものである。古代エジプトでは、王であるファラオだけが、オベリスクを建設することが許されたという。ファラオたちは、死後に太陽神ラーになり、太陽神ラーの力が永遠に地上に降り注ぐ願いを込めた。より太陽に近くなるように、オベリスクの高さを競い合った。いつものようにチュイルリー公園を歩いていた。
 縦横に整然と一定間隔で木々が植えられている。
 いつもの道から外れて、公園の周辺を歩いていた。ちょうど曲がり角を通りがかった時、ルーヴル美術館の屋根から昇る、強い朝陽がロナルドの顔の右半分を輝かせた。
 ロナルドは、眩しくて眼を閉じた。そして、ゆっくりと眼を開けた。
 その時、斜めに直線に並んだ並木が、目に飛び込んできた。一つのアイデアが閃いた。

並木の道端を歩いているロナルドに朝日が当たる。
ロナルドは思わず目を閉じ、ゆっくり目を開けると、ロナルドの表情が変わる。
並木を見渡すと急に走り出すロナウド。


54リッツホテル ある部屋

ロナルドは引き出しを開け、パリ市内の地図を取り出すと新凱旋門を探す。
ロナルド「新凱旋門がない……。地図が古い」
ロナルドはフロントに電話をする。
ロナルド「パリ市内の一番新しい地図を持ってきてください」
ロナルドは受話器を置くと葉巻に火をつけて外を眺める。
トントントン―――ドアをノックする音
ロナルドがドアを開けると、コンシェルジェがパソコンを持って入ってくる。
コンシェルジェ「こちらをご使用ください」
コンシェルジェがパソコンを開くとGoogleの3DEarthサイートが開いている。
ロナルドは葉巻をもみ消すと笑顔を浮かべる。
ロナルド「ありがとう」
ロナルドは、目的の地図を開くとテーブルから裁縫セットを取り出す。
そして、モンパルナス・タワーとエッフェル塔がその糸の上にのるように注意深く地図を回転させ、ゆっくり、糸の上を眼で追っていく。
糸の左端に、新凱旋門の屋上が重なることを確認すると、マウスをクリックして地図を拡大していく。
すると、ヘリポートのHと書かれた文字が現れる。
ロナルド「やはりそうか!!」
ロナルドは、時計を見ると部屋を飛び出る。


55リッツホテル 正門

ロナルドはタクシーに乗り込むとグラン・ダルシュ(新凱旋門)へ向かう。
ロナルド「オペラ通りからシャンゼリゼ大通りを抜ける道に行って頂けますか?」
ロナルドは、パソコンと解析された文書を読んでいる。
タクシーは、エトワール凱旋門を抜け、グラン・ダルシュが見えてくる。

56グラン・ダルシュ(新凱旋門)

ロナルドはタクシーを降りると、階段を駆け上るとグラン・ダルシュの中に入っていく。


57グラン・ダルシュ 屋上

エレベーターの扉が開くと駆け足で屋上に向かうロナルド。
誰もいない屋上でロナルドはパリの町並みを見渡す。
エッフェル塔を見て首を傾げるロナルド。
そして、エッフェル塔の後ろに少し、重なって見える小さなビルを見つける。
ロナルド「あれはモンパルナス・タワーではないな……。 どこだ……」
ロナルドは一人呟きながら、注意深く街並みを見渡す。
ロナルド「やはり見えない。仮説はむなしく消えたのか……」
諦めかけたロナルドに緊張が走る。
ロナルド「いや待て。あれは、モンパルナス・タワーだ!」
シャンゼリゼ大通り―――
エトワール凱旋門―――
ルーヴル美術館―――
コンコルド広場の巨大観覧車―――
ロナルド「大いなる神聖なる器、聖なる竈がパリに現れた……」
ロナルドは走り出す。


58ある会議室

ロナルドが入り口から入ってくる警察幹部を見ている。
スクリーンにはパリ市内の地図が投影されている。
ロナルドは赤いレーザーポインタのスイッチを何度も押しながら、アメリー警部が入ってきたことを確認すると話し始める。
ロナウド「パリは、ここ、セーヌ河のシテ島の集落から始まりました。そして、パリやルーヴル宮殿が現在の姿になったのは、十九世紀半ば、ナポレオン3世の時代です。セーヌ県知事であったオスマン男爵が、現在の12区東部および13〜20区の近郊を新たにパリ市に編入し、現在のパリがほぼこの時に完成しました」

地図の数字の色が変わる。

ロナルド「二十の区が大きな螺旋状の渦、まるでわれわれが住む銀河宇宙のような渦の中に取り込まれるように形成されました。二十世紀末、そして、ミッテラン大統領の『パリ改造計画』により、ルーヴル宮殿のガラスのピラミッドや新凱旋門のグラン・ダルシュが建設されたのです。ご覧の通り、区はパリ中心部の1区から、右回りの渦巻状に番号が付けられています」
首をかしげながら、苛立つようにロナルドを見ている警察幹部たち。
若い警察幹部スタンが立ち上がる。
スタン「教授、われわれはフランス人ですよ。そんなことは小学生でも知っていますよ。地理に弱い英国人なら、ともかく……」
 険しい表情で、若い警部の一人がロナルドを睨みつけるように言った。
アメリー「皆さん、最後までお聞きしましょう。教授、失礼しました。続けてください」
 アメリー警部が優しくフォローする。
ロナルド「有難う、アメリー警部。敬愛するフランス警察の皆さん、失礼しました。これからが本題です」
ロナルドは、大きく息を吸い込む。
ロナルド「ここに、コインが有ります。皆さんもコインを手に取ってください。いいですか?コのコインの形はどんな形でしょう?」
ロナルドは二つの指でコインを挟んで大きく上に手をかざした。
「円です。丸い円」
先ほどの若い警部が答えた。
「そうでしょうか?」そう言うとドナルドは人差し指と親指に力を入れてコインを水平にして持った。
「コインの形はどうでしょうか?」
スタン警部は困惑した表情をして答えた。
スタン「長方形です。厚さのきわめて薄い長方形・・・」
ロナルド「そうです。先ほどは円だったものが、一瞬のうちに、長方形に見えるのです。これから私がお話しする内容もこれと同じです。皆さんが普段、真実と思われていることは、ひとつの方向から見た真実なのです。人間は自分が見たいようにしか見ないものなのです。これから私がお話しする内容もこれと同じです。人は過ちを犯す。それは、人は自分が見たいようにしか見ないからです。今回の事件で殺害されたロンドン・パリ・アムステルダムの被害者12名は全てマリー・アントワネットの処刑に関わった家系を持っていた。偶然にしては出来すぎていると思いませんか?」
スタン「私は全く理解が出来ません。なぜなら、テロはその行為を行う目的は西欧諸国の政治的混乱を起こす。または自由主義的な資本主義の拡大を拒むものたちの狂信的なイスラム原理主義の教徒の犯行と見るのがもっとも正しいと思いませんか?」
ロナルド「戦争やテロが世界中に拡散すると多大な利益を得る国や企業が資本主義社会に存在する事実も指摘されていますから、そう簡単に決めつけていいとは思いません。武器を輸出する全て先進諸国は動機があるのです・・・・」


59コンコルド広場 近くの楽屋

ウォンとマリーが打ち合わせをしている。
そこに、ジェームスが入ってくる。
ジェームス「失礼。そろそろ準備はいいかね。観客が二人を待ちわびている」
と笑顔を二人に向ける。
ウォン「では、参りましょう」
ウォンはマリーの手をとる。


60ある会議室

スタン「もう200年以上も過去のことですよ。家系図をさかのぼって行けば誰かに行き着くそれだけのことです」
ロナルド「そう、その200年。今年はモーツアルト誕生祭がヨーロッパ各地で開かれています。これも偶然ですか?」
スタン「では、死んだモーツアルトがテロを?」
スタンは机を叩く。
スタン「長官、ここで馬鹿げた話に付き合っている間にもテロリストたちは活動しています。早く捜査に戻りましょう」
アメリー警部「スタン警部。ロナルド教授は、我々が把握できなかった被害者の共通点を事件後3週間で導きました。そして、教授の理論に基づきテロリストの犯行を推測しているのです。最後まで話しを聞きましょう」
スタン「では、教授にお聞きしたい。暗号文章を全て、解読されたのでしょうか?」
ロナルド「そう、まだ、一部ですが、暗号分の最初の数字の意味は解読しました。12,4,2,3の数字の意味です。」
スタン「では、お聞かせください」
ロナルド「12は殺人事件の数。イスラエルの12の民が殲滅すると言う暗示です。また、12は時間が12という数字で構成される事から時間を止める事を暗示します。アダムから生まれた欧米世界の人類が支配する時間を止めるという警告です」
スタン「では、4,2,3は?」
ロナルド「スフインクスの謎に関する数字です。エジプトのスフインクスは砂漠の旅人に謎々を問いかけた。『ひとつの声を持ち、四つの足を持ち、歩く時が最も肢体の力が弱く、その速度が遅い、また、二つの足を持ち、また三つ足を持つものもいる。地を這い、空を飛び、海を泳ぐもののうち、これほど姿を変えるのものはいない。その動物とは何か?』という謎です。スフインクスは、答えが違うと、その人間を次々と喰い殺しました。ある時、賢人と呼ばれたコリント王の嫡子エディプスがその謎を解き明かしました。彼は『それは人間だ。幼児期は四つんばいで歩き、成人期は二足で歩く、そして、老人になると、杖をつき三本足になる』と答えたのです。真実の答えを聞かされたスフインクスは、その時から人を殺すのを止め、石像になったという伝説です。

CGと実写合成でスフインクスの謎を解くシーン。

ロナルド「ミッテラン大統領もスフインクスのように謎をパリに残したのです。」
スタン「ミッテラン大統領が謎を残したのですか?」?」
ロナルド「そうです。ミッテラン大統領がパリに残した謎が暗号を解くヒントになるのです」
バルマン「ミッテラン大統領がスフインクス?」
ロナルド「当時のパリ市民は、ミッテラン大統領を『スフインクス』と呼びました。」
スタン「ミッテラン大統領の残した謎と今回のテロ事件が関係しているとおっしゃるのですか?」?」
ロナルド「この事件と大統領の謎の関係についてお話しましょう。
『パリで、朝は四つ、昼は二つ、夜は三つになるものは何か?』
シャンゼリゼ大通りの陽の線の上に、四つの建物が並ぶ。カルーセル凱旋門~オベリスク~エトワール凱旋門~新凱旋門です。それに、モンパルナス・タワーとエッフェル塔の二つが加わり、陰と陽の二つの線が誕生する。そして、三つの男性の塔と三つの女性の門が、ひとつの聖なる杯を形成するのです。ミッテラン大統領が癌に冒されながら、終生、自問自答した謎とは、『人間とは何か?』という謎です。たどり着いた答えは『人間の本質』。人間とは誤謬を犯す不完全な神の創造物である。人間は人間同士で、果てしない殺し合いを続ける不完全な神の創造物である。スフインクスが人を殺すのを止めたように、ミッテラン大統領も誤謬を犯す人間が、罪を犯した人間に死刑を宣告する事を止めたのです。

その謎が今、解き明かされた。

アメリー警部「ロナルド教授。続けてください」


61コンコルド広場

大観覧車に明かりがつくと同時に観客たちの拍手が響く。
ウォンとマリーが舞台に上がると舞台を照明が照らす。

ウォンが指揮するオペラ「魔笛」が始まる。
王子タミーノが大蛇に襲われているところに三人の侍女が王子タミーノを救出する。三人の侍女たちが王子タミーノに夜の女王の娘パミーナの絵を見せる王子タミーノは彼女に一目惚れしてしまう。夜の女王は、王子タミーノに、悪魔ザラストロにさらわれて娘の救出を依頼する。王子タミーノはパパゲーノとともに姫の救出の旅に出る。夜の女王は王子タミーノには魔法の笛、パパゲーノには魔法の鈴が渡す。


62ある会議室

スクリーンに太極図の紋様が映っている。
ロナルド「ありがとう。皆さんのパリを守りたいという気持ちはよくわかりました。
それでは、続けます」

スクリーンの太極図とパリの地図が重なる。

ロナルドは自信に満ちた口調で語った。そして、ゆっくりとグラスにつがれた水を口に含むと飲み干した。

ロナルド「この紋様の特長は、『陰』の中心に、小さい『陽』、『陽』の中心に、小さい『陰』が描かれています。ご覧下さい。パリは、大きく成長する巻貝のように螺旋構造を持ちながら、円の都市として、成長しながら形成されました。パリはセーヌ河により、北と南に二分されています。右岸の中心部には、ルーヴル美術館やコンコルド広場などあります。陽の地区です。そして左岸が陰の地区です。陰の地区の中心部には多くの芸術家たちが眠るモンパルナス墓地などがあります。そして、この陰陽の螺旋の中に、『陰と陽』つまり、女と男の性器を象徴する建造物が、重要な意味を持って、重要な位置に配置されているのです。『陽の街』の中に、エトワール凱旋門があります。これこそ、太極図の『陽の中の陰』なのです。『陰の街』の中に、エッフェル塔あります。これこそ、太極図の『陰の中の陽』なのです。

バルマン「先生の言われることは、『陽』は、男性の性器、つまり男根、それは塔を意味し、女性のえーっと、それは『陰』……。つまり、門を意味すると……」

バルマンが少し恥ずかしそうに喋る。全員がバルマンを見る。

アメリー「ロナルド教授はパリ市内に存在する塔と門が次の標的だと? 特定は可能なのですか?」
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by masashirou | 2009-12-10 09:42  

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