映画「ミッテランコード」日本語脚本その3

○オックスフォード大学教室

学生が数人座っている。
ロナルドは学生に音叉を渡す。

ロナルド「すべての物質はひもの震動で誕生するのです。ひもは震動します。その固有の震動は、時空を超えたところに、記憶が蓄積されていて、同じ環境、思考、境遇の人が特定の場所・環境にいると、蓄積された記憶や思いやシステムが共鳴し瞬時に移動するのです。物理的に分かりやすい実験をやってみます」

ロナルドは自分の音叉を震動させると学生の持つ音叉に近づける。
二つの音叉が共鳴を始める。

ロナルド「ゆっくりと近づけると、もう一方の音叉が突然振動を始める。こんなふうに思念や怨みなど、一度形成された『記憶』が鮮明に乗り移るのです」

学生「先生がこの研究を始められたきっかけはなんですか?先生は魂が帰る闇の世界は本当に存在するとお考えですか?」
ロナルド「私が今、最も興味を抱いているテーマは、われわれ以外に別の世界が存在することを証明したいという課題です」

ロナルドの幼い頃の回想シーン
ロナルドの頭の中に過去の映像が浮かぶ

1)ロナルドが幼年時代を過ごしたアイルランドの土着宗教のドルイド教は、自然崇拝の多神教で、さまざまな物や動物、例えば岩や鮭や牛や豚、犬などにも神が宿ると信じていた。文字を持たないケルト民族には、口述で神のお告げや神話を伝承する「ドルイド」と呼ばれる預言者、神官が、神と民衆の間に存在した。
ロナルドの祖父は、「お前は『ドルイド』の血脈を受け継ぐ子孫であることを忘れてはならぬ」と語った。

2)石で造られた小さな教会が、北の海から強い風が吹く丘の上にあった。灰色の石灰岩で造られたその教会には、イエス・キリストの遺体と聖杯が隠されてあるという伝説が言い伝えられていた。十一世紀に建設された教会だった。教会の中には女神ダヌーや、アイルランドの運命の三人の女神が描かれた壁画が装飾され、奇妙な彫像が飾られていた。
3)子供にとって怖い場所であった。教会の地下に通じる通路の壁にはダビデの星の紋章が付いていた。ロナルドはこの村の村長であった祖父から、この奥にイエス・キリストの遺体と聖杯が隠されていると聞いていた。村人の誰も実際にその地下室に入った者はいなかった。

4)ロナルドが十三歳になった時、叔母の家に養子に出された。米国のデトロイトに移住した叔母は、子供に恵まれなかった。七人の男ばかりの兄弟の末っ子だったロナルドは、この貧しい村から出ることを喜んだ。祖父はロナルドに、「お前もいつか、この土地に生まれたことを誇りに思う時が来る」と語った。

5)デトロイトのフォード自動車の組立工の義父は、熱心なカトリック信者だった。勤勉な働き者で、誠実な人物であった。十五歳の誕生日に、義父がデトロイト郊外にある、広大な敷地の中に建設された自動車王ヘンリー・フォード博物館に連れていってくれた。赤瓦の旧工場の建物の中に、二十世紀のアメリカが生み出した膨大な工業製品が展示されていた。ロナルドはたくさんの車が展示されているスペースの中央に、赤いビロードの古い椅子が展示されているのを不思議に思った。義父に尋ねると、
義父「これが偉大な政治家、アメリカ大統領リンカーンが暗殺されたフォード劇場の椅子だ。よく見てごらん。背もたれのビロードに黒い血の滲みがあるだろう。頭を撃たれた時噴出した血の跡だ……」
ロナルドは、驚いた。
義父はロナルドにこう言った。
「この椅子の前にある車が、アイルランド出身の偉大な大統領ジョン・F・ケネディが暗殺された時のフォード社製の、リンカーンという車だ。暗殺された二人の偉大な大統領には奇妙な共通点がある。歴史には奇妙な時空を超えた「偶然の一致」、「歴史の類似性」がある」

アメリカの人工衛星のデトロイト地図からロンドンの市街地に瞬時に移動する。


○ロンドン警視庁前

パトカーがサイレンを鳴らして走っていく。


○ロンドン市警 捜査室

ホワイトボードに被害者リストと現場写真、暗号文などが貼られている。
ウィリアム・スミス(49)ラルフ・ウィリス(46)特殊部門S019 テロ対策課
ジョン・スコット(29)特殊部門S019 テロ対策課など数名の捜査官達が話し合っている。

スコット捜査官「20代女性ばかり5人。これは性的なコンプレックスを持った犯人だと考えられますが、どの遺体も性的行為に及んだ痕跡はありません。ただ、すべての犯行現場フランス語で書かれた文章が切断された被害者の頭部の耳の中に見つかっています」
スミス「暖かいミルクティを」

ジョン・スコット(29)特殊部門S019 テロ対策課捜査官がミルクティをスミスに差し出す。

スコット捜査官「砂糖を抜いています」
スミス「妻からお前に指令があったのか?」
スコット捜査官「はい」

スミスは苦々しい顔をする。ミルクティを口に含む。

スミス「フランス語を翻訳した文章がこれです。

『12,4,2,3、それは、パリに歓喜が満ちる日、三人の男と、三人の女と交わる時、大いなる神聖なる器がパリに描かれるであろう。 
 それらの姿は、キリストの紋様がパリの空に現れる、聖なる丘からその勇姿を現す。
 聖なる器に歌の神が舞い降り、炎の神と力を合わせ、女神ダヌーと三人の運命の女神たちを蘇らせる。女神ダヌーが邪悪な左脳と右脳に赤い魔王の竜の螺旋を描く。
 聖なる竈に記された文字を持つ、三つの言葉が、時を告げる双頭の雄鶏の宮殿から水星の神を蘇らせる。 水星の神は、宇宙に突き出た脳をあぶりだし、薬草の神ディアン・ケヒトを呼び起こす。今こそ、聖者の王の血が滴り落ちた大地に、二つの太陽が地平線に現れる時を讃えよ。 幽界の天籟が響き渡り、魔王の竜の叫びが、憎しみの暗黒の門の綱をひく。邪悪な赤い竜が目覚め、大きく息を吐き、紅蓮の炎が燃え盛り、小さき悪霊たちを解き放つ。 炎は天に向かって燃え上がり、魔女の血脈の子供たちは永遠に地獄に旅立つ』


スコット捜査官「理解不能です。ただ、パリでも全く同じ事件が発生しています」
スミス「パリでも?」
ウィリス捜査官「はい。テロの可能性があるかも知れないと……」
スミス「テロだと! 馬鹿な。単なる変質者による犯行ではないのか?」
ウィリス捜査官「昨日、SO19の連中が手に入れた資料です。これを」

と、プリントアウトされた資料を机に置く。
太極図の紋様のなかに、パリへのテロ予告が書かれている。
一同、顔を見合わせる。


○あるホテル
テレビがついている部屋にアラブの男がいる。
ミッテラン大統領没後10周年記念行事のテレビニュースが報道されている。
ミッテラン大統領「私はパリを改造する。パリという都市をひとつのメディアにする」

―――新凱旋門の完成当時の映像。
―――ギロチン処刑廃止を宣言するミッテラン大統領の映像。
―――ミッテラン大統領の就任の演説が流れる
私が最も大切だと考えることは、敵対する勢力を、力で打ち倒すことではなく、彼らを説得し、納得させることなのです。
 私が大統領に就任した今日、一九八一年五月十日という日の、真の勝利者は、「希望」であります。フランス国民が、その希望を手にするために、私は、相手への畏敬の念を持ち、意見の異なる複数主義の道、異なる立場を認める道を、立ち止まることなく、歩き続けたいと思います。
 世界は今、国と国との利害が対立し、果てしない緊張が続いています。フランスは宣言します。地球上に生きる人類の約三分の二が、餓えと屈辱の中にいる限りは、本当の国際共同社会は成立していないことを……


○オックスフォード大学内教室

ロナルド「私の講義では繰り返した歴史の中から本当に大切なものは何か?ということを真剣に学びたいと思う。諸君に、伝いたい
私は、真実は目に見えない暗い闇の中に隠れていると言うことをまず学んで欲しいと思う。
美しいバラの花は、枝や葉が支えている。枝は茎が支え、茎は大地の中の無数の根が支えている。根は地上の茎や葉や花の生命の源の養分や水を黙々と送っている。人は眼に見えない暗闇の支配する大地に存在する根を見ることはない。本当に大切な役目をしているものは眼に見えないところに存在する。この事例を見て欲しい」

ロナルドは資料を学生たちに手渡し説明する。

ロナルド「デトロイトのフォード博物館にリンカーン大統領が暗殺された椅子と、ケネディ大統領が暗殺された車が並んで展示されている。この二人は十九世紀と二十世紀を代表する最も偉大なアメリカ合衆国大統領だ。この二人はアメリカ史に残る名演説を残していることでも似ている。二人は同じ、北部の出身で、黒人の人種差別に反対し、南部人から憎まれていた。それに、初めての議会選出の年が一八四六年と百年後の一九四六年。大統領当選の年が一八六〇年と百年後の一九六〇年。リンカーンが暗殺されたのが一八六五年四月十五日。ケネディが暗殺されたのが、約百年後一九六三年十一月二十二日。しかも同じ金曜日に、妻の前で、頭を狙撃された。暗殺された場所はリンカーンがフォード劇場の椅子の上、ケネディはフォード社のリンカーンと呼ばれる車のソファの上で……。暗殺された二人の大統領、ケネディ大統領とリンカーン大統領にまつわる100年という数字に支配された歴史の類似性は、有名な歴史が繰り返す事を示す証拠だ。偶然にしてはあまりにも酷似しすぎている。これらは記憶が呼び起こした事件であり、人が同時期に同じことを考えると、それが現実になる。科学では解明できないが、この現象を私は……」

デトロイト博物館の椅子と車の映像インサート
リンカーン大統領の暗殺写真のインサート。
ケネディ大統領の暗殺フィルムのインサート

黒板に『歴史の繰り返し現象』と書くと内線電話がなる。
マイケル「ロンドン市警からお電話です」
ロナルド「ロンドン市警?」


26パリ市内 実景


27パリ市警 DCRG(総合情報中央局)

アメリー警部にロンドン市警からメールが入る。
副局長に駆け寄り、
アメリー「副局長。ロンドンの殺人事件に関して、ネット上に犯行声明とテロ予告の書き込みがあったと連絡がはいりました」
副局長「確かか?」
アメリー「もし、テロリストの仕業ならパリの事件もその可能性が……」
副局長「考えたくはないが、君はその可能性について捜査してくれないか?
どんな些細な可能性でも捜査に必要な情報を集めてくれ」


28フランス大統領官邸 実景


29官邸室内

シラク大統領とパリ警察幹部会議をしている。
補佐官がシラク大統領に駆け寄り、耳元で囁く。
補佐官「DCRG(総合情報中央局)が今回の事件は、テロと断定しました。」
シラク大統領は会議室から出て廊下を歩く。
シラク大統領「それで、次の標的は?」
補佐官「ネットの掲示板に、パリのすべてを壊滅させる破壊的な細菌テロ事件をこの夏決行すると宣言しています」
補佐官は犯行現場が掲載されたプリントを渡す。
補佐官「12名の罪深き魔女たちを殺害したと……」
シラク大統領「他に手がかりは」
補佐官「今のところは何も……。ありません」
シラク大統領は立ち止まる。
シラク大統領「どういうことだ?」
補佐官「現在、全力をあげて事件の解明をしていますが、ネット上の図面が何らかの手がかりになると……」
困った顔でシラク大統領が会議室に戻る。
一同の視線がシラク大統領に集まる。
シラク大統領「今回の事件はことによっては国家を揺るがす事件に発展する可能性がある。君がアメリー警部?」
アメリー「はい、そうです閣下」
シラク大統領「君は今回の事件をテロとしてユニークな方法で捜査していると聴いた。解決できるか?」
アメリー「全力を尽くしています。」


30オックスフォード大学内・ロナルド超心理学研究所

『666号室 ロナルド超心理学研究所』と書かれた表札。
十七台のコンピュータがデータ処理をしている。
部屋にはロナルド教授の功績を称えた額がある。
『1999年4月1日ニューヨーク・タイムズに掲載されたロナルドのコラム』
その隣に、ロナルドの祖父が写った写真。
マイケル、パリで発生した殺人現場の写真を並べ、ロンドンの殺人事件の資料がプリントアウトされるのを待って大きなあくびをする。

マイケル「あー。眠い……」
そこに、ロナルドが葉巻をくわえて入ってくる。
ロナルド「マイケル君、資料はそろったかな?」
マイケル「残りは、そこのプリンターから出てきますから・・・・(眠ってしまう)」
アムステルダムの殺人事件の記事がプリンターから出てくる。
ロナルド「これだ!!」
マイケルは目を覚ます。
マイケル「今何時です?」
ロナルドは眼鏡をはずすと、マイケルに数十枚の書類を手渡す。
ロナルド「犯罪記録資料ファイルの中にあったものだよ。これは百年前に起きた猟奇殺人事件の記事だ」
と語り、マイケルの机に置く。
『1906年1月21日ロンドン・デイリー・タイムス』の記事には『同時多発猟奇殺人事件の発生の謎を解く』と書かれた記事に、首を切れた女性の上に茎の折れたバラが置かれた写真が掲載されている。
ロナルド「パリで五名とロンドン五名、アムステルダム二名で、同じ日に、同じ殺人方法で殺害されたらしい」
と良いながら、パリの犯行現場の写真をマイケルに見せる。
ロナルド「今回の事件と類似している。やはり、歴史は繰り返す。マイケル君、私の研究が正しければこの記事と同じことが起っているはずだ。今から調べてきてくれないか?」
マイケル、新聞を持って部屋から飛び出すと急に立ち止まり新聞を見る。
マイケル「えっ!? 今からロンドンまで?」
新聞にはマダム・タッソー蝋人形館でマリー・アントワネットの首が盗まれると書いている。


31マダム・タッソー蝋人形館
皮の手袋(マイケル)がマリー・アントワネットの首を盗むと、胴体は仰向けになって倒れる。
マイケルのポケットからカレッジの紋章が入ったハンカチが見える。


○フランス 倉庫
女流彫刻家ソフィア・ロドリコが手の彫刻を制作している。
そこに、マイケルがコーヒーとフランスの焼き菓子マドレーヌを持って入ってくる。
マイケル「ソフィア! ちょっと休憩しないか?」
ソフィア、マスクを外すとテーブルに座る。
ソフィア「サンキュー」
ソフィア、石膏がついたままの手で焼き菓子を掴む。
マイケル「ソフィア! 手を洗えよ!!」
ソフィア「堅いこと言わないで」
マイケル「あとこれ」
マイケル、金属製の小さな箱を取り出す。
ソフィア「中身はなんなの?」
マイケル「聞かない方がいい」
ソフィア「何も聞かないわ。ただし、謝礼は倍にしてもらうようにあの人に伝えてくださらないかしら?」
ソフィアはマスクをつけてアトリエに戻る。
見送るマイケルの表情。


32ロンドン 警察本部長 会議室

ロナルドが資料を広げて、ウィリアム・スミス(49)ロンドン警察本部長に事件を説明している。

ロナルド「これが、150年前に起きたこの事件ですが、被害者の先祖がある人物の死に関係していたのです」
スミス「だとすると、その事件の模倣犯だということですか?」
ロナルド「いえ。模倣犯ではないのです。私の研究では、ある事件が発生すると、多くの人がそれを強く意識した瞬間、高次元の『時空を超えた記憶の海』に、ある数字に支配される事件のパターンが記憶される。その法則がカオスと思われる偶然を支配するのです。同じような条件の共通する因子の多い人や物、場所、類似性を持つ状況などが発生する時、その記憶された数字のパターンが呼び起こされる。今回の事件にあてはまるのです」
スミスはメモを取ることを辞めると席から立ち上がる。
スミス「ちょっと、理解出来ませんね。では、今回のテロでロナルドさんの学説が証明できると?」
ロナルド「こう考えて見るとわかりやすいでしょう。『死ぬ』ということは、ギターの音が消えることと同じです。弦の震動が停止することです。その時、音は消滅します。しかし、指ではじくと、再び同じ固有の音が生じます。魂とは、その生命の固有の波動の記憶なのです。この事件はマリー・アントワネットの死に関係した人たちの子孫たちが殺されています。」
スミス「マリー・アントワネット?」
ロナルド「パリはマリー・アントワネット王女が息子の王子と姦通したと追及した検察官、ロンドンは処刑執行を宣言した裁判官、アムステルダムは処刑をした男、それぞれの子孫の家系図が被害者と一致しているのです。マリー・アントワネットの魂の振動がこの事件の背景にあるのです」
スミス「では、テロリストの目的はマリー・アントワネットの魂が恨みを晴らすためとおっしゃるのですか?馬鹿な。ロナルド教授、わざわざお越しいただいて有り難うございます。捜査で忙しいのであなたの愚かしい学説とつきあう暇はありません。」
ロナルド「そうですか。残念です。これだけは申し上げておきます。ぜひ、捜査に協力したい思いだけはご理解ください」
スミス「すこし、私も言い過ぎました。この1週間、この事件の早期解決と追求するマスコミのために、十分な睡眠がとれていないものですから、ロナルド教授、ご協力を感謝いたします」
警察本部長は部屋を出ていく。
無念そうに見送るロナルドの表情。
33フランス カンヌ「モーツァルト生誕二五〇周年記念コンサート」

ウォンは、コンサートのリハーサル会場から出てくる。

浜辺のカフェにマリーがいる。
ウォンは、彼女の胸に白い勾玉のネックレスを見つけるとマリーの隣に座る。

ウォン「ここに座っていいですか?」
マリー「どうぞ。今晩のコンサート、期待していますわ」
ウォンは黒い勾玉をマリーに見せるとマリーが微笑む。
ウォン「どうして、ここにいるのですか?」
マリー「明日、サンレモのロイヤルホテルでコンサートがあるのです」
ウォン「演奏なさるのですか?」
マリー「いえ、私はソプラノ歌手です。そういえば、これ約束ですね」
マリーは白い勾玉を首から外しウォンに手渡す。
ウォン「なにを歌われるのです?」
マリー「『魔笛』の『夜の女王』です」
ウォン「素敵な曲です。聴いてみたいな」
マリー「まぁ。光栄ですわ。良かったら私のコンサートに……。いや、ごめんなさい」
ウォン「なぜです?」
マリー「私のコンサートになんて興味あるはずありませんわ」
ウォンは立ち上がり白い勾玉をマリーの首につける。
ウォン「では、これをそのときに返すっていうのはどうでしょう?」

マリーは笑顔でテーブルのナプキンを取ると携帯の番号を書く。
マリー「ここに連絡してください」
ウォン「仕事が終わり次第、サンレモに行きます」
マリー「本当に? お待ちしていますわ」
ウォン「ところで、まだお名前を伺っていませんでした?」
マリー「マリーです。本当に運命かしら?」
ウォン「私は」
マリー「ウォンさんですよね。『MIDEM』の今日の雑誌で読みました。それに街中あなたのポスターだらけですよ」

マリーが笑うとつられてウォンも笑う。
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by masashirou | 2009-12-10 09:39  

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